GCDFは必要ないなら何が大事ですか→ゲームとunlearningです
柏木です。GCDFは必要ないのはわかったけど、じゃあ何とったらいいの?
なにとったら人事としてのキャリアつめるの?
なにをとったら人事としての市場価値があがるの?食っていけるの?給料上がるの?という質問をいただきましたので、
次はこちらについてお伝えします。
結論、勉強よりゲームです。
最近はリカレント教育といって、大人が学び直すのがすごい流行でして、
社会人枠でも色々と勉強できるところが揃ってます。
しかも、スクールに通う大金を払わなくても学べるものが多いです。
オンラインで学習できるあれこれ
JMOOC
JMOOC -無料で学べる日本最大のオンライン大学講座(MOOC)
MOOCという世界のオンライン教育(いろんな大学や会社が授業を発信してる)の日本版。数は少ないですが、動画が見やすかったりするのでお勧め。個人的には、講師の先生の話し方が気にくわないことが多いのあんまり使わなかった。
gacco
JMOOCに認定されているドコモが始めたオンライン大学講座のサイト。JMOOCに乗ってる授業と同じような内容がgaccoにありますが、データサイエンスやIT、エレメカ系が多いです。
途中ミニテストとかあって、流し聞きできるかと思いきや全然できないのでちゃんと受ける場合はちゃんと見ないとダメでした。
スタディサプリ
初期のスタディサプリより、今すごい進化していて、発音の音とかもチェックしてくれます。音を解析して、「かっしーさんはerの発音が苦手なようですね」とかいってくれるんですが、そもそもその前に英語が読めないのでどこがerと読むのかわからないことも多いんですが、すごいですねぇ。今はしっかり、月額だけ注いでログインすらしない状態になっています。リクルートさんの良いお客様です。
グーグルデジタルマーケティング
オンライン マーケティングを学びましょう - Google 提供の無料トレーニング コース - Digital Workshop (デジタルワークショップ)
これは、グーグルのデジタルマーケティングについて基礎を浅く知れてお勧めです。
テストも飽きないように工夫がされているし、議事録もついているので動画が見れなくても学習を進めることができます。
あと動画が3分単位だったりするので、隙間に聞けるので楽チン。
終わるとご丁寧に修了証をダウンロードできるようになったりしてます。
あと、経路が違うけどindeedブログはindeedの好事例がたくさんのっているので自分がindeedを運用する時は見たりします。
それ以外にもお金を払って勉強したいし、人とのつながりも欲しい!とかの場合は、
DMMオンラインサロンとかもあります。
これは中身を選びそうですね。
Udemmy
オンラインコース - いろんなことを、あなたのペースで | Udemy
こちらはオンライン動画学習サービスで、1つずつの学習がタイムセールされてることも多いので低単価で学習することができます。
面白い内容も多いですが、その分英語のコースも多いのでイントロ動画は必ず見た方が良いです。(一度買ってから英語でちんぷんかんぷんだったというのは経験済みです)
こんな感じで、最近の学習は資格を目指して本で学習する以外に、
動画を使ってステップを踏みながら学習を進めていくものが多いんです。
便利ですね、好きな時間・好きな場所で学習ができます。
が、しかしだ。
社会人になってから、しばらくして学習しようとすると勉強する体質からだいぶ抜け切ってしまっているので色々と支障がでます。
まず、続かない。「開いたはいいものの眠くなる。1人は寂しい。よくよく考えたら、別に勉強するって誰にもいってないし、できたところで生活変わらないからやんなくていいや現象」がものすごい勢いでやってきます。
仕事で日々机に向かってるから大丈夫と思っても、
いやいや仕事はお金をうむし、とか、隣の席の同僚の大切さを噛みしめる機会になったりして、結果的にどうでもいいこと考え始めて時間が過ぎて泣きたくなります。
「勉強する」「学習する」腕がなまりきっていることが多いんです。
※ちなみに、慶応卒の友達に「勉強中眠くなるのどうしたらいい?」と聞いたことあるのですが、「え?勉強中に眠くなることあるの?」と聞かれたことがあるので例外の方もいらっしゃいます。理美ちゃんの脳みそちょっとください。
そんな状態で何か資格を・・・!と必要性のない資格を取ろうとすると、美しいほどの3日坊主になると思いますのでまずはオンライン学習とかで無料のやつを何個かやってみて、学生時代の頃とは違う学習の仕方を体感しちゃいましょう。
ゲームがおすすめ
とはいえ、何を学習したらいいかわからん!だと思うので、困ったらゲームしたらいいですよ。ツムツムとかじゃない、もうちょっと難しそうなの。
携帯ゲームとか、渋谷のVRゲームセンターいくとか、VRのアダルトビデオ見てみるとか、なんでも良いのでまずは今の技術のすごさを感じて「すげぇぇええええ!なんなの世の中こんな進化してるの!すげぇぇえええ!」と思ったら良いです。そして、家に帰ってからもパソコンを開いて、何か1つのことを画面を通じて経験するといった耐性が自分に身についてから気になったことを学習し始めるのがお勧めです。
いやゲームとか、と思うかも知れないですが、ゲームってすごいですよ。
すごいと思いつつ私は昨年「めしクエ」ってしょうもないゲームにハマり、本当に一瞬寿司ジャンルの世界1になり(時間にして10分)それに満足して今やゲーム全然やってないです。そのわりにゲームすすめてすみま千円。でもゲーム好きなんですよねぇ。
何か欲しい資格がないなら、勉強するよりゲーム。そしてunlerning
回りくどい感じになっちゃいましたが、GCDFは不要な資格であることは前お伝えしましたし、何か資格をとったり経験をしたからといって自分のキャリアがあがる職域ではないのですが、人材領域(その中でも採用に関わる領域)の人間にもっとも大切なのは、流れや流行りを読む力だと思っています。
会社のトレンド(向かう先や業界で置かれている立ち位置)、採用市場のサービスのシェア争いの様子、採用したい人の置かれている様子・転職したいと思う背景など、
目に見えないものをつなぎ合わせていかに自分の会社に最適なようにつなぎあわせていくのかが大事だったりするので、新しいものを触れようとすることや、新しいものに触れている人との関わりとかが大事です。それを勉強でいきなりやろうとしても腕が訛ってるので、まずはゲームなどから始めるのが良いと思います。
Unlearningがまじで大事
新しいものに触れたり、新たな学習をしたりする時、これまでの自分の経験してきたこと(特にそれが強い成功体験になっている場合やっかい)、人は学習するのに苦戦します。すごい苦戦します。
Unlearningとは、学習的消去といい、これまでの自分の経験や大切にしてきたことを意識て忘れる。というものです。受験に成功した自分・TOEICで高スコアを出した経験、仕事でうまくいったやり方・・・こういったものをUnlearnigする経験=すなわち、これまでの経験を客観的に見て、過去に固執せずにちゃんと捨てることができて、「今」にフィットしている自分に変わろうとする姿勢がいつの時代も超大事だし、その経験は資格以上にすごい大事になってくるのです。
そのための取り組みが資格であれオンライン学習であれゲームであれ何だって良いです。人材領域において、資格で採用されることは今後も無いので。
どうせやるなら続く方がいいし、楽しい方がいいし、お金かけなくてもできることが今は多いんだから、楽しくてお金かからず続けられるゲームから始めて見てはどうでしょうか?と私は思うのです。
GCDFは必要なのか、不要なら何をしたらいいのか。
長々と色々書きましたが、GCDFを始めとした様々な資格は、なんとなくで取る必要は全くありません。でも何となく資格とかとりたくなる理由はわかります。
それはきっと、「このままじゃ自分何もないな、時代遅れになりそうだな」と思う漠然とした危機感だったりするので今まで触れなかったことに触れて、新しい発見や新しい危機感を得られればそれでいいんじゃないでしょうか。
そうなった先は、今度はちゃんと戦略的に考えたいですね。
以上です!
キャリアカウンセラーの資格は必要なのかしら?
柏木です。ご無沙汰おりすみません。今日は資格の話です。
今日はこちら。GCDF-japan.キャリアカウンセラーの資格は必要なのか?論。
GCDFをとっといた方がいいと思いますか?と聞かれたら、
「不要です」で即答です。
その理由を、ご説明します。
理由1:取得するのに時間もお金もまぁまぁかかる
受講の手続き | GCDF-Japanキャリアカウンセラートレーニングプログラム(国家資格キャリアコンサルタント養成講習)
キャリアコンサルタントは色々な流派がありますが、今回は GCDF-japanについてメインにお伝えします。
おおまかな条件として、・社会人経験3年以上かつ、キャリア実務の経験年数が必要となります。
キャリア実務とは | 特定非営利活動法人キャリアカウンセリング協会
参加費用は、約37万円
参加日程は、9:30-18:30のがっつり講義が合計12日間(だいたい3ヶ月)+家でのホームワーク=合計145時間の学習時間が必須です。
しかも基本は遅刻欠席厳禁&2日までなら休めるけど別日で補講(その場合追加徴収金が発生)
という、時間も体もお金も使う講義なのです。
ちなみにこの GCDF-japanは国家資格キャリアコンサルタント認定なので、この勉強を修了したと認められると国家資格を受験することも可能になります。
GCDFの試験には座学・実技のどちらもあり、
座学・実技両方の受験料が31,320円します。コツコツお高いです。
ただしこちらは色々複雑な感じになっていて、145時間の学習が終了すると国家資格の受験をすることが可能なのですが、この国家資格に合格するとGCDFもセットで合格したことになるらしいので国家資格だけを受験するほうがお得です。
学科試験が8,900円
実技試験が29,900円となります。GCDFよりちょとお高いです。
直近の試験で「学科・実技ともに両方ストレートで合格」した人の合格率は53.6%
です。
その後、はれて合格した後に
・GCDF-japanの認定をもらうには、
正規資格 9,770円
・国家資格キャリアコンサルタントと名乗るには、
資格登録免許税9,000円+手数料9,000円=合計18,000円
のお金が必要となるのです。
お気づきになりましたでしょうか?
お金、お金、お金なのです。国家資格なんでそりゃそうでしょって言われたらそれまでなんですけど。
合計43万円ぐらいかかります。
※条件を満たせば教育給付金で半分くらい返ってきます。
専門実践教育訓練給付金の利用について | 受講の手続き | GCDF-Japanキャリアカウンセラートレーニングプログラム(国家資格キャリアコンサルタント養成講習)
理由2:資格取得後も永遠とお金と時間がまぁまぁかかる
資格取得後も、各資格ごとの継続学習が必要となります。
3年ごとに、GCDFは基準を満たす継続学習を45時間+資格更新代15,120円
5年ごとに、国家資格は知識講習8時間以上、技能講習30時間以上
を続ければならず、かつ、国家資格対応の講習はむじゃ気に「高い」のです。
こういうのとか、
とか、コツコツ地味高いんですよ。
お安くてこれです。
なので、なんとなく人材領域にいるからということで取得する人は多いですが、
取得したあとに更新のタイミングで挫折してやめてしまったり
ただただお金を注ぎ込むだけになってしまいがちな資格であるのです。
人材紹介会社や、大学の就職課などにいる場合は必要かもしれませんが
人材業界にいるから・人事にいるからで取得する必要はないのです。
じゃああなたはなんで取得してるのよ?
という感じで、「いやぁ絶対いらないっしょ」論をここまでぶちこませていただきましたが、じゃあなんで私は資格取得し続けてるのよって聞かれたら、「相手に信頼感を持ってもらうため」です。
仕事とか組織とか働き方って、誰でも話せるんです。だって誰もが経験しているから。
同じ会社で同じ働き方をしている後輩に対して、自分が居酒屋でお酒に酔いつつ(ついでに話してる自分にも酔いつつ←気持ち良いよねぇ〜)持論を話すことは誰でもできるのです。だって誰もが経験しているから。
でも、働き方はいつの時代も急速に変化していて、これからはもっと複雑になり、
自分の経験談だけでは相手を励ましたり・背中をおしたり・意思決定を支援したりすることはできないのです。
その時に必要になってくるのが、最近の働き方や組織論のトレンドだったり、相手の置かれている環境を客観的に整理してあげるだけの知識だったりするのです。
でも、どんなに勉強して相手に伝えてもよほどの信頼関係ができていない限り相手からしたら「私の経験論」や「私の知識論」になってしまうのです。
そうじゃないよってことを説明するために、私はGCDFを取得したし、今も継続しています。GCDFだからこそ繋がれるコミュニティがあったり、知れる情報があったりするのもメリットです。
ここまでの一連の流れを経る「多くの時間とお金」をかけてでもペイできると思うならとったらいいと思うし、そうじゃなければ大切なお金と時間を無駄にしてしまうので、基本的に要らないじゃんって思うのが私の結論です。
キャリアコンサルタントはまだまだこれから
2016年に新設されたキャリアコンサルタントもまだまだこれからです。
カウンセラーが企業に入り込むことによって、助成金が入ったりすることもありますが
浸透するのはまだまだ時間がかかりそうです。
それでも取りたいと思ったら
どうぞとってください。実技の練習相手ならやります。笑
でもどうか、
取ったらその資格を活かすように発信するとか、勉強を続けるとかの努力を一緒に続けてほしいなと思います。活躍の場所がないとか・使う場所がないとかよく聞きますが、皆が資格を使って知名度を上げていかないといつまでたっても活躍の場所も使う場所も広がらないと思います。ちなみにアメリカ版の資格はもっとハイレベルで、弁護士の次にすごい人たちという認識みたいですよ。(いつか知名度がアメリカ並みになったらいいなぁ〜。)
まぁ、でもGCDFは面白いよ
生き物としての「ヒト」は組織や集団心理にすごく左右される生き物ですし、
感情をもった「人」はいろんなきっかけや出会いによって奇跡を起こす存在です。
「心理や理論としての客観的で冷静な視点」と、「その人自身と取り巻くマーケットを深く知る主観的でエモーショナルな視点」の両方をもてるようになります。
私がGCDFで勉強して一番最初に衝撃を受けたのが、
「人は変わらない。カウンセラーになる自分が相手を変えようなんておこがましい考えを捨てること。右目で相手を客観的に見て、左目で相手の立ち場になって考えるように見る。そういう思考の真反対を同時にぐるぐる回しなさい」
でした。びっくりしました、右脳と左脳をそれぞれ逆回転させながら話って聞くのか、まじかよ。慣れないと頭が真っ白です。変な汗かきます。
まぁ3年くらいしたら慣れるけども。
人は変わらないと言う絶望と、変わりたいと思っている相手自身の兆しを探す期待の両方を持つことこそがGCDFの始まりなので、
そんな理論と情熱の両方の視点を持ちたい人にはオススメの資格と思います。
それもひっくるめてお金と時間をペイするかな?私は正直してないよ!つっら!笑
だから不要!
以上です!
「AIで仕事がなくなる」論のウソ 〜雇用の現場の今がすっきりわかる!〜
「将来事務職ってAIに変わるんですか?」
「AIが進んでるけど、将来仕事は無くなるのかな・・・」そんな声、よく聞きます。
あのぉ~、ごめんよ、
ごめんね、私も騒いだ一人だけど、そんなに急に、なくならなかった!
AIで仕事が無くなると言われて数年。でも実際の本当のとこ、どうなの?
という、問いを解決しようとしても、ググれば専門的な技術の話が多く、
雇用の現場でどのような変化をしていくか?を知るには様々な情報が必要でした。
雇用の現場で訪れるAIに仕事が変わるのは、いつなのか?
結論、そんなにすぐには変わらない。
と、同時に、
AIが進む前に仕事はもっと仕組み化されて、自動化されて、スリムになっていく。
そんな時代が今まさに来ているのです。
将来、全能エミュレーションと呼ばれる人間のようなAIに変わる前に、
「機械を使う方が安いのか。人間を配置した方が安いのか。」という経営判断からくる、「すき間労働社会」が訪れる、とこの本には書いてあります。
AIが頭脳にはなれても、手足となるに必要なメカトロニック技術が必須。
そして、
そのメカトロ技術を持ってして、「今より楽で・今より稼げる未来」が来るとした時に、
私たちは一体どこに「仕事のやりがい」を感じ、「成長感」を得ることができるのか?
そしてその時、人は働くことに意味や意義を感じることができるのか?
といったことが書かれていて、前半はなるほど納得感があり、後半ではめちゃくちゃ考えさせられる本でした。
人生は確かに100年ライフになっていくんだろうなと思います。では、その時の仕事は?
100年時代を提言した【LIFE SHIFT】が大きな図だとすると、
この本はもっと身近な、現場をよく見た図を解説している本で、
自分たちの仕事に当てはめやすい。そんな「現実を直視した本」です。
先日、誰かが何かのタイミングで言っていた象徴的なシーンがありました。(そのくせ詳細覚えてないけど)
「今日のこのニュース(出来事)は、きっと将来教科書に載っている出来事になるよ・・・」
いつか、過去を振り返った時に、あの時大きな時代のうねりの中を生きていたんだな、と思うのかしら。
未来はもう確実に始まっていて、いろんな人が今を変革期と言うように
変革期の時代は、ちょんまげとちょんまげを辞めた人が混在してました。
さすがに今、ちょんまげとちょんまげを辞めた人が混在することはない代わりに、
いろんな情報が入り乱れる時代なんだなぁと思います。
トレンドを追いかけることと、本質を考え抜くことの両方が必要となる時代なんですねぇ~。。。
AIで雇用は無くなるのか。
「考え方の始まり」は人によってタイプが違うので、
この本を読んで、
・未来は明るい、と楽観的になっても、
・今すぐ変わらなきゃ生き残れない、と悲観的になっても
どちらもある意味正解で、ある意味不正解な感じという、
結論は自分自身で考えろ、と言う問いを投げかけられるような本ですが、
きっと、「変化の兆しをちゃんと捉え、それを良いチャンスに変えていく」貪欲さが何よりも大事なって来ているのではないかと
私は思います。
壮大な未来へ「個人」としてどうあるべきかのLIFE SHIFT。
近未来への「職業人」として、どうしていくかの、この本。
二つをセットで読むと、より未来がクリアに見えそうです。
おすすすめ。
「AIで仕事がなくなる」論のウソ この先15年の現実的な雇用シフト
- 作者: 海老原嗣生
- 出版社/メーカー: イースト・プレス
- 発売日: 2018/05/12
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログを見る
レポートお寿司:本田直之の「賛否両論=オリジナリティ」
飲食業界のトップランナーが
トップランナーになるまでの七転び八起きを書いてる記事。
これ、上手くいってる人でも、というか
上手くいってる人こそ色んな逆境を仲間にしてきたんだなぁというのが分かる連載コラムがめちゃくちゃ面白いですよ!
この連載コラム、人気が出たら本になりそうな香りがプンプンしてまして、
本になる前の本的な感じで読むと発売日前のジャンプ読めた気がして楽しいですね。
この記事読んで、とても思うことがあります。
すごいギラギラしてますよね。
すごいツヤツヤ黒光ってますよね。
本田直之さんの写真の方ね。
http://business.nikkeibp.co.jp/atclcmp/15/032700040/042600006/
レポート40くらい:モチベーション革命ー稼ぐために働きたくない世代の解体書ー
団塊世代より10年以上も上の彼らは、戦後の何もなかったころに、欲望とともに成功に向かって駆け抜けました。
お金を稼ぎたい、広い家をたったい、いいクルマを買いたい、きれいな女性をだきたい。
欲望への飢餓感と上昇志向と共に成り上がって行きました。
ないものを、いかに埋めるか。それが最大のモチベーションだったのです。
しかし、
生まれた頃からすでに何もかもが揃っていたので、物や地位などを欲して頑張ることはない。うめるべき空白が、そもそもないのです。
そう、あなたには生まれたときから「ないもの」がない。だから何かが欲しいと「乾けない」。
だから、あなたの世代のことを「乾けない世代」と呼ぶことができます。
マッキンゼー、Google、TED・・・と、様々な旬な企業で活躍しながら、いつも「今のユーザー」をピュアに観察する尾原さんの本はめちゃくちゃ面白いですよね〜。
今回の本は、「モチベーション革命」。
モチベーション革命 稼ぐために働きたくない世代の解体書 (NewsPicks Book)
- 作者: 尾原和啓
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2017/09/27
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログ (2件) を見る
「やりたいことが、ないんです。」と言いつつも、
自分の好きなことや趣味には没頭できる彼ら彼女らって、
本当にやりたいことがないのか。
仕事が絶対でなく、家庭や趣味と並列で仕事をする世代と、
上の世代の違いは一体何が影響しているのか?
ということを、すごーい軽いタッチでわかりやすく教えてくれます。
私はあまり団塊の世代より上の人と一緒に仕事をしたことがないので発見が多かったですが、
上の世代では、別にやりたいことなんてなくても、与えられた結果を出せばそれで十分成功できました。
大きな目標は誰かが掲げてくれたので、必死に「達成」を追い求めていれば幸せでした。
しかし今は、「何が楽しいの?」「何をやりたいの?」ということを常に問われ、すべて自分で決めていかなければならない時代です。
と書いてあって、「それに加えてどんどん日本が儲かって、しかも終身雇用だったのか」と思うと、そりゃあいい時代だったんだろうなぁと思います。(当時の荻野目洋子を聞きながら「OKバブリー!」って言ってみたい!)
でも、時代は変わり、
「時代が変わる」ということは、働き方が変わる
ということを日々皆が体感して、もがいて、
望もうと望んでなかろうと変化して行くのですが
その大きな川の流れが、
なぜこの流れ方なのか?そしてこの先どう流れて行くのか?
その時自分たちがどう川下りをしていけば、溺れることなく川下りを楽しめるのか?
ということが書いてあります。
乾かない世代のモチベーションを理解するつもりが、結果自分がモチベーション上げてもらった気がして満足。
という感じの本!いやぁ〜満足。
人との違いも、相手や周囲に理解されなければ価値を発揮しませんが、きちんと理解できるようになれば、途端に、その違いが価値に変わるのです。
「価値とは、差異×理解」。
さすがAmazonKindle 総合ランキング第一位になった本だなぁ〜!
レポートおかわり:接待の教科書
気遣いのプロと飲んでると、ここは天国かと思うぐらいの心地よい飲み会になるのですが、
気遣いのプロはやっぱり準備が9割っぽい。
マイクロソフトの元社長、成毛さんが社長時代も含めて行ってきた接待の
ノウハウの数々が、予約からお見送りまで余すことなく載ってます!
これ、めっちゃ面白かった!
接待の鉄板は、一軒家で和食(料亭がいいらしい)、相手の話してほしい話を聞いて、
今日は良い日だった、また成毛さんから接待を受けたい!と思わせたら勝ちというやつ。
相手の趣向とか、普段相手が行かないような場所に連れて行くのも接待の一つ(それが吉野家とか、サイゼリアとかでも良いじゃん、というやつ)らしくて、
エグゼクティブって、接待一つとってもここまでするのか!!驚
みたいなワクワクを感じました。
ホームパーティ的な宴会の小ネタは、ベタベタですけど
メシ通とか食べログマガジンとかをお腹空いた時に
「あぁ〜、これで食べた気持ちになれないかな」とか思いつつ収集してますが、
知ってる人に教えてもらうのが一番ですねぇ。
機会はそう多くなさそうだけど、いつかちゃんと接待してみたいなー!と思いました。
この本を読んでたら、接待はされるよりする方が楽しそう!
いやぁ楽しかった!乾杯!
ちなみに接待はハードルが高い、、、という人には、
こっちもおすすめだお。
面白かった本:10年後の仕事図鑑
柏木です。こんちくわ。
落合陽一さんの「日本再興戦略」という本が人気でして、近々読みたい柏木です。
「日本再興戦略読みたいな、とミーハー魂で思っているけど、分厚いし全然意欲が上がらない」と、5回くらい思っては消え思っては消えを繰り返している柏木と申します。
いやぁ〜、分厚い本ってどうも気合いが必要ですよねてへぺろ。
今日は面白い本に出会ったので、この本は日本再興戦略を読む気にはなれなかったけど、結構さっくり読みやすくて面白い本だから読んだらいいよっていう本です。
堀江さんの発信って、結構好き嫌いはっきりするのでホリエモンのことをあまり好きではないかもしれないですが、本は面白いですよね。読みやすいですし。
時々、「ホリエモンの本は薄くて中身がない」って言う人もいますけど、ホリエモンの本づくりは「最近は30分―長くても2時間で読めるボリュームの本が流行ってる」っていうトレンドを押さえた作りになっているからっぽいですね。
1500円を出して得られる情報量<1500円で情報をインプットしきった体験の方が価値あるんですかね。なんともUXっぽいですね。
10年後の仕事図鑑。私たちは一体これからどんな未来になるんでしょうか。
「未来、ほとんどの仕事はなくなりまーす。AIが皆の仕事をなくしまーす」と言う内容の、オズボーンレポートと言うのが発表され、「まじやっべーぞ!」と焦ったのが2015年。
あれから3年が経とうとしています。去年は大手銀行が相次いで長期的にリストラを騒いだりしていましたが、、、、言うて、仕事にあのレポートほどの衝撃は走っていない人の方がおおいんじゃないでしょうか。
私の予想では、「ペッパー君が上司になる日も近く、しかも機械学習で部下の性格を高精度で見極める超いけてる上司になる。居酒屋で、ペッパー君が部下を慰める日が来るかもね、うけるね!ペッパー部長はお酒の代わりに電気かね!チャージの意味変わるじゃん!うける!」と飲みのネタで話した思い出があるんですが、まだ、ペッパー君同伴で居酒屋に来ているサラリーマンを見かけたことはないです。
AIが日本の雇用を本当に変えているのか。変えるとするならばいつなのか。
については、雇用ジャーナリストの海老原さんが出される新書を待ちましょう。
「AIで仕事がなくなる」論のウソ この先15年の現実的な雇用シフト
- 作者: 海老原嗣生
- 出版社/メーカー: イースト・プレス
- 発売日: 2018/05/12
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログを見る
ホリエモンと、なかなか勇気が出ていない日本再興戦略を描く落合陽一さんの2人が出している、「10年後の仕事図鑑」は、静かに変わりゆく時代に、自分自身が今できることを「個人の仕事」レベルで落としてくれています。
未来は、
貨幣中心の経済から、信用中心の経済に変わっていく、と言われていて、
組織で働くのではなく、個人(または個人の集合体)で働く時代になっていく。
と言われています。
未来、AIが人間に変わって仕事をしていく領域は確実にあり、人の単純労働は減ると言われています。
AIが人の仕事を取って代わると考えた時に、パッと思いつくのって工場の仕事なんじゃないかなぁと思いますが、実は工場の仕事って中々変わらないんですよ。
AIの得意技って、膨大なデータの中から意思決定をすること。だからそれを機械に落とし込んで作っちゃえばAIで取って代わるじゃん、的な発想を私もしがちなんですが、そうそううまくはいかないんですよ。
なぜか。
その工程を全てAI組んで機械でやろうとするとめちゃくちゃお金かかるし、難しいんですよね。経営者なら、「えっ!?機械の方が難しいじゃん!ここは人間でやっとこうよ!」みたいな発想になるんです。「AIとか導入する前に、もっとギリギリまでオートメーション化しとこ!で、ギリギリの人間で回せるように生産性高めていこ!」となるわけです。
最近ではくら寿司がその実例として上がることが多めです。
こう書くと、「経営者は人件費を削りたい人」みたいになってますが、そうじゃなくて、
「人がいない」ことに私たちはマジで直面しているのです。
現場には本当に人がいないんです。地方には本当に人がいないんです。
スーパーのレジでは、時々おばあちゃんみたいなご年齢の方が、手首に温湿布を貼って2Lのお水を一生懸命レジ通してるんです。「ごめんね!スーパーで買って。次からアマゾンで買うね。Tポイントカード持って来てないです!」みたいな涙出るシーンあるじゃないですか。
正直、あの仕事を人である必要ってどこにあるんだよ、と心が痛くなります。
仕事が人から機械に変わり、人が単純労働に変化していくと言うことは、良い一面もあります。もちろん、その仕事についていた人が次に何をするのか?も大きな課題ですが、
ギリギリの人数で回せるようになって、孫の運動会とかに周りを気にせず休みのシフトを提出できる未来が来てくれたら、それは幸せじゃないですか。
機械化していくこと、AIが入っていくことにはそんな幸せな一面があります。
が、しかし。
そんな余裕は、自分がそれなりに生活できていける余裕があるからであって、余裕がなければ自分の仕事を取られる!と恐れてしまいます。がくぶる。
では、これから、どんな働き方が増え、どんな行動を取る人が「市場価値が高い」と思われるのか。も、この本には書いてあります。
組織で働くことから、個人で働くことが増え、
・誰にとっても仕事は「引き受けるもの」から「作るもの」へと変わっていき、
・‘何者でもない人間’‘貢献度の低い人間’の価値はどんどん下がっていく。だから自分自身に価値をつける、すなわち、多くのフォロワーを獲得すること。
が大事になって来るらしいです。
そうやって信頼・信用を積みかさねていけば、それが価値となっていくよ。という。
何かの目盛りで評価されず、自分は何者であるかを自分自身が決め、名乗る。
名乗り始めてから周りに仲間ができるまでに、心ない指摘やバッシング・一昔前の価値観で見下されたりといろいろあるけど、それでも考えを止めることなく極め続ける。
その先には、共感しあえる仲間やフォロワーがいて、未来にフィットした形で今よりも楽しく働きながら人生を楽しめるよ。
ということが書いてある本でした。
2015年、まじかよ仕事なくなるってさ!と騒いだ1人ですが、
本当に必要なのはそういう「労働市場の変化」以上に、アウトプットの変化や自分の好きなことを極めることといった「自分自身のあり方の変化」の方が大事であり、後から潰しが聞かないというリスクもこちらの方が大きいのではないかと思います。
楽しいことだけではないです。
楽しいことだけではないから、自分の好きなことをやってないと、途中で「ちくしょう!もう全部投げ捨てたい!」と思った時に、あと1歩踏みとどまれるのです。
「好きなことをしたらいいよ」というのは、そういう背景があってこその意味であり、
「好きなことをして暮らしていく」とは戦いそのものな気がしています。
それでもその方が、めちゃくちゃ楽しいんだけど。
でも、今まで通りの働き方や暮らし方がなくなるわけでもなく、それが悪・ダサいわけでもないのです。どちらを選ぶのか。そここそが最も重要なことであり、その選択をもってして過ごす生活は、どちらにせよ貴重で幸せなものなのです。
世の中の変化は、(今だけじゃなく、昔も)いつだって爆速です。
私たちには、考えを止めることも、ぼーっと油断していることも、自分になにできるんだろうとセンチメンタルになっている暇はないのです。
新年度になり約半月がたちました。
だいたい自分にとって不本意な状況(出世しなかったとか異動しちゃったとか)が、
自分のこれからを深刻に考えることが多いですが、
考えることを止めるな、もっと考え抜けよ。現実を直視して、どんなに逆境であろうとそれをハッピーエンドに変えるべく辻褄(つじつま)合わせに行け。
というスパイシーなエールに変えまして、新年度のよろこびの挨拶と変えさえていただきます。
今日、本の紹介だったんだけど、まぁいいか。