「自己肯定感ってなんですの①」~不安な雇用ニュースに左右されないための予備知識~
こんなニュースが出ましたね。
銀行員の転職希望者が増えているというニュースが増えて、
「いよいよ来たか」という感じですが
今年は働くことを不安にさせるニュースって増えそうです。雇用形態に関係なく。
2018年問題のニュースももうすぐじわじわ増えそうですし。
転職を考えなくても、自分の会社に大きな変化がおこる兆しが沢山やってきそうです。
こういった外的なニュースを目にしたとき、
「時すでに遅しですわ」状態にならないようにするためには、しっかり外に耳と目を傾けなきゃいけないね、とも思いますが、
情報が入ってくる分、ノイズみたいな情報もたくさん入ってくると思うので
自分が焦って周りに惑わされないようにするためには、自己肯定感や自己効力感が大事ですよというお話です。
自己肯定感ってなんですの、の前の用語まとめ
自己顕示欲=自分をよく見せようとする欲
依存心=誰かに頼りたい、誰かに依存したいと思う気持ち
劣等感=自分は周りより劣っていて、価値がないなと思うこと
焦り=できると思っているのにできない、周りから求められているものに応えられない
自己肯定感=自分を認める力
自己効力感=自分がやることはきっとうまくできると思える力
白なのか、黒なのか、自己顕示欲や、自己効力感といった自分のブラックな部分があることにも抵抗のある人がいます。
皆あるから、大丈夫よ。
ミスチルみたいなこと言いますけども、
黒い部分がわかっているからこそ、ピュアな人・白くあろうとする人と知り合った時の感動や「あぁこの人すごいな」と思う姿勢が身につくのだと思います。
仕事がうまくいかない、なんで周りの人が評価されるのかわからない。
という、焦りを感じている人がいます。
皆あるから、大丈夫よ。
ミスチルみたいなこと言いますけども、
周りの人が評価されるのかわからない、という人の視点は1つに固定されていることが多く、その1つの視点は外的視点になっていることが多いです。(=評価や査定・給与、評判)
視点が一つだと、しんどい。
自己肯定感や自己効力感が高い人は、
自分の視点と外的視点をうまく有効活用している人が多いです。
自己肯定感が低いと、自分に価値がないと思うため、自分の判断よりも価値のあると思う
外に価値を求めます。自分の価値がないから、自分より価値のある人や、ブランドという外的なものにこだわったり、やたらとゴージャスな時間を一緒に過ごそうとしたりしています。頑張っていれば誰かが評価してくれるだろう、といった、誰かに依存しがちなチャンスを求めたりもします。
自己肯定感の高い人は、この視点や価値観は「変わるもの」という理解が深いのでその時その時に視点や価値観を変えて対応することができるのです。だから、自己肯定感が高いのだ、という発見がありました。(柏木比べ)
自分らしく、ありのままで的な甘いささやきって、私はあまり好きではありません。
でも、「自分はありのままでも価値あるけど(自己肯定感)、今よりより良くなりたい(モチベーション)」というピュアな思いはあってもいいんじゃないかと思います。
ということで次回から、「自己肯定感ってなんですの」というのをまとめます。
参考文献:
修羅場の極意 著作:佐藤優
自信と劣等感の心理学 著作:加藤諦三
がんばっているのに愛されない人―ナルシズムと依存心の心理学― 著作:加藤諦三
レポート35:「新年のキャリアデザイン、考えますよね」
新年あけましておめでとうございます。
新年って、いろんな部分に節目がついて気持ち的に良いですよね。
数週間前に「やばい、2017年が終わる・・・なんも変わってねぇ」と焦った瞬間も
なんだか2018年になるとすっかり忘れちゃいますね。
【2018年、そろそろキャリアデザインどうしよう】という悩みをちらほら聞き始めましたので、今日はそんなお話です。
【キャリアデザインどうしよう】の、ほとんどは気の迷い。
転職したい、状況を変えたい、そう思う人のきっかけって本当にささいなものです。
地元に帰って、やっぱり地元っていいなぁと思った。
周りの人のほうが年収が良いことが分かった。など、多くが身の回りの人間関係や環境の慣れ・飽きから始まるものです。良いじゃないの、嫉妬したり、焦ったり。
それを綺麗な「キャリアデザインどうしよう」という壮大な問いにしてしまうと答えは見えてきません。
「きっかけ」をしっかり次のアクションにつなげることが大事
きっかけって本当はなんでも良くて、嫉妬とか焦りがきっかけでも何でも良いんです。大事なのは、次に何かアクションをするかどうかです。
転職した先輩の話を聞く、とか、知り合いの転職エージェントに相談するとか、なんでも良いので動き出すと良いですよね。
そのついでに、自分が長くいる社外では「ぜんっぜん、使い物にならないかもしれない」という焦りもついでに感じると良いです。
自分の実力の中に含まれる「企業特殊能力」
企業特殊能力とは、自分がいる組織の中で発揮できる特殊な力のことをいいます。
困った出来事が起こったときに、「隣の事業部の滝本さんとこに聞いたらどうにかしてくれるかも!」という発想から始まり、「滝本さん~、助けてぇ~!」で実際に滝本さんの力を借りて物事を解決すること、これが企業特殊能力となります。
あんまり仕事をしていないおっさんが、ふらっとピンチの時に助けてくれる力でもあります。彼らには若いころに身につけた「企業特殊能力」の資産がたくさんあるのです。
つまり、長く組織にいると知らず知らずのうちにこの「企業特殊能力」が身についていて、いろいろな問題を解決できるようになるのです。
ということは、「その会社では問題を解決できる人だけど、それ、外に出ると同時に失っちゃうよ」ということになるので、社外に出ると「自分って、ぜんぜん使い物にならないかもしれない。苦笑」ということが起こりやすくなります。
でもそれでも良いんです。知ることが大事なのだから。
強みはそういう比較の中でこそ、初めて知れる
そうやって時々落ち込んだり傷ついたり、居心地の悪い思いをしながら最近お話ししなかった人と関わる機会が増えると、いつもの日常と比較ができます。
居心地の良い環境、居心地の悪い環境の中の比較で、自分の強みが見えてきます。そしてその強みの中で、自分が市場で売れる強みが見いだせてきます。
市場で売れる強みとは、「自分的にはあんまり努力してないんだけど、ちょっと努力すると人より出来ちゃうこと」を強みに置いたら良いです。
そんな強みを軸に、キャリアデザインを描いていくと良いかもですね。
なんのための、キャリアデザイン?
ところで、何のためにキャリアデザインを描くのでしょうか。
人生100年時代に合わせて?30歳を目前に?
はぁ。人生100年かぁ。70歳くらいになってもデヴィ夫人みたいにはしゃぎたいですよね。で、90歳くらいに孫を見ながらお茶飲んでたいですよね。
すみません遠い目になりました、人生100年長いですよね。
人生100年とは、「日常が延長していく100年」なのではなくて、いろんな資産(仕事やスキルなどなど)の再開発を繰り返す生き方になるということです。
何度も学ぶし、何度も手放すし、何度も手直しする。そんな100年になる予測です。
そうです。別に人生が長くなったからと言って、先延ばしにしていい期間が延びるわけではないのです。
キャリアデザインどうしよう、に潜む「先送り」
状況を打破しようと考えている人は真剣です。そういう人の話を聞くのは好きです。
紙一重ですが、どうしようと悩んでいる人もいます。
キャリアデザインどうしよう、これからの仕事どうしようと悩むのはスウィートなことです。なんだか前進している気分になるからです。
ちゃんと見極めてくださいね、それは「考えている」のか、「悩んでいるように見えて、結果問題を先送りにしているだけ」なのではないか。
自分がどっちなのかわからないときは、声かけて下さい。5分で見極められます。
私じゃなくても、周りの人に聞いたらいいです。皆きっと5分で見極められます。
キャリアデザインどうしよう、を解決するためにできる1つのこと
ということで、ここまで散々書いたにもかかわらず、
キャリアデザイン考えたいならちゃんと時間とって、コーチングとかのプロと一緒にワークしながら考えたほうが良いよ、と思いますが、
手っ取り早く、そのお悩みを解決する方法を1つお伝えします。
「2017年12月になった時のことを思い出せ。」です。
「今年もあっという間に終わってしまった!」「挫折しっぱなしだわ」「頓挫しっぱなしだわ」という気持ちを思い出しましょう。
そうです。
悩んでるうちに1年あっという間に終わっちゃうから、
何でもいいからまず動けよ。もっと焦ろう。
レポート21:10月の面白かった本3選!&面白い本の探し方
面白い本3選&面白い本の探し方ナレッジ。
先日より快適快適インターネット環境になりましたので、最近はアマゾンのプライムリーディングでも読んでいるので出版年数に偏りがありますが、面白かった本のシリーズいきましょう!
1:自分の言葉で語る技術
こだわりバカでおなじみの、あのコピーライター川上さんが書いている本。
内容をよりわかりやすくするためのたとえ話が面接などのやりとりの本なので、これからプレゼンや面談・面接のある方にはオススメの本です。
「1行に要約した言葉こそが自分の言葉であり、ブログでも、メルマガ、企画書でもその1行目が面白ければ人は二行目を読みます。一行目が面白くなければ二行目は永遠に読まれないかもしれません。」など、言葉に魂を込めている人が書く本は面白いし読みやすいですね。こだわりバカでは商品のキャッチコピーのお話が多かったですが、自分の言葉で語る技術は、会話のキャッチボールで使える内容が多かったので読んでて楽しいですね。
2:史上最強の人生戦略マニュアル
人生論やありのままの自分でいい的な内容の本はあまり力込めて読まないですが、この本は、スパイシーな指摘をたくさんくれる本です。
「自分に起きている状況がどんなに最悪だろうと、その環境を作り出したのは自分。そして、その問題は自分が解決すると決めなければ、1ミリも解決しないんよ。」みたいな、耳の痛いまっとうなことをビシビシ刺してきます。スパルタです。
でも、現実ってそうですよね。その現実を見据え得た上で、その上で何をすべきか。を棚卸しできるよいワークブックです。
3:コーヒーが冷めないうちに
最近ビジネス書ばかり読んでいませんか?ビジネス書ばかり読んでいると、私は心がブスになりがちなので時々小説も読むようにしていますが、この本は短編小説をまとめた本なので読みやすいです。
とある喫茶店のとある席には、都市伝説があり、「コーヒーが注がれて冷めるまでの間」望んだ時間にタイムスリップできる。というお話。
あの時、あの人はなんであの一言を??
恋人や家族、兄弟、夫婦。それぞれのすれ違いになったあの瞬間に戻り
後悔や疑問を、コーヒーが冷めないうちに伝えに・・・そんなお話です。
ちょっと前に電車の中吊り広告になるほど流行った本ですが、読みました?読むとあったかい気持ちになりますよ〜。
本日は、面白い本をどのように探しているかのナレッジ共有。
本の選び方は、まず4つです。
- 本の外装(見た目)がぱっと見自分が好きな感じか
- 帯にかいてある内容を読む
- 作者のプロフィールを読む
- 目次を眺めてみる
特に、作者のプロフィールと目次は本屋さんの時点で必ず目を通します。
どんなにランキングで流行ってる本でも、目次を見ずに買うことはしません。
「自分が読み終えれそうか」を吟味します!自分に甘く吟味します!笑
で、本屋さんでペラペラ本をめくりながら、太字の部分・目次の部分をざっと目を通して(本全体の1/5位目を通せばOKです)本棚に直しちゃいます。
それでその後、買おうか迷った場合は買わずに本屋さんを出ることもあります。
お店を出た後、移動中「あの本の続きどうなんだろう?」と気になりだしたら
また別のタイミングで本屋さんに行って買うorアマゾンで買う。
といったプロセスで本を選んでいます。
読書の基本は「ふむふむ」と「そうそう」。
・人にアウトプットするために読んでる本なのか
・自分のインプットだけに使う本なのか
に分かれてきますが、
本の基本は「ふむふむ」と「そうそう」です。
自分の知しらない情報をインプットする場合は、
本を読みながら「ふむふむ、なるほど〜!」と読み情報をインプットします。
で、同じ種類の本をたくさん読んでいくと、だんだん
「あ、、、この話他の本で読んだわ、、、」とお腹いっぱいな感じになってくるんです。
そしたら今度は「そうそう、そうだよね」で読みます。
自分のインプットした情報を確かめながら読んでいく感じです。
人に伝える時はどうする?Aの本でこう解釈したけど、Bの本ではこんな感じでわかりやすく説明しているのか、、、
といった部分をおさらいする感覚で読みます。
最初から頑張らずに自分に甘い感じで本を探していると、良い本に出会うことができます。
量は質を凌駕しますし、意外とのんびりしながら読んでいた本の中身も覚えていたりするものでして、時々「おわっ!!」みたいなびっくりな発見があるのが面白いですね。
ということで10月のオススメの本3選&ナレッジ。
あと、時期が時期なだけにあれですけど笑
小池都知事の異端のススメは面白いです。
「自分が王道の人間か、異端児かを決める要素は、
時代。ただそれだけ。
その時代の流れで自分が王道にも、異端にもなる」という話。
あと、小池百合子さんの写真集も発見しました。
なんだかんだで読みたい。
レポート20:ライフラインチャートをやってみましょう
柏木です。
壁にぶち当たってる時って、泣きっ面に蜂なこと多いと思うんです。
ちょっとでも自分を褒めて欲しいなと思っていても、なかなか褒めてもらえず
自分は何がしたいのかがわからなくなったりします。
特に、日々自分を律している意志の強い人ほど、そのループにはまったりします。
ポータブルスキル・トランスファブルスキル・変化対応力・SOC、、はやりのキーワドがいっぱい。
最近は「自分が主に所属している場所以外にも自分の存在価値を見出す」こと的なものが流行っていますし、今後もその流れは強くなりそうな気がしています。
自分が所属しているところ以外にも、自分の存在価値を見出しましよう。そうすることによって自己肯定感が強まり、レジリエンス力(れじりえんすりょく:変化にへこたれない力)が強まります。
というものです。
自分の自己肯定感を高めるのは、自分しかいません。
自分が解決するよう取り組まないと、問題は1ミリも解決しません。そのうち考えなくなっちゃって、まるで問題は解決したかのように見えますが、それは解決ではありません。時には、これまでの成功体験を全て捨てて変わらなければならない時がやってきます。
そんな時にオススメなのが、ライフラインチャート。
先ほどお伝えしたポータブルスキルや、トランスファブルスキルというのは、「自分が会社や働き方が変わっても、市場的価値を上げるスキルのようなもの・強み」なので、ある意味自分を客観的に見るにはオススメの考え方ですが、1点大事なことを見落としてしまう可能性があります。
それは、これまでの成功体験のプロセスや結果には何も意味がない。
ということです。
自分がどれだけ社会的価値の高い仕事をしたとしても、その成功体験自体に意味はありません。
「世の中にインパクトを与えたあの経験」や「あの時の人間関係」に成功体験を感じてしまうと、過去と比較して「やっぱり今の自分は価値がない・・・」と落ち込んでしまいます。または、その成功体験にすがりたくなります。
でも、その仕事の成果にも、その成功体験自体にも、過去の出来事は過去の出来事。自分が振り返るにおいて、何も意味はないのです。
本当に必要なのは、その成功体験をする時に自分が
・どうして頑張ろうと思って、頑張りきることができたのか
・その時、これまでとどのように考え方を変えたのか。またそれはなぜ変えることができたのか
・順調にいっていたものが、どんなことがきっかけで不調になっていったのか
を考えることが必要であり、このプロセスにこそ本当の強みが隠されています。
ライフラインチャートを書いてみましょう。
ライフラインチャートは過去を振り返り、思い出の出来事を描き、それを線にしていくものです。
・良いと思った出来事は、黄色い矢印の部分
・悪いと思った出来事は、薄いブルーの部分
に書いていきます。
自分の振り返りとして書くなら過去から今までを描き、今後のことも考えたいなら自分が死ぬまでに起こりうるであろう出来事も予測しながら書いていきます。
(今回は過去から今までの振り返りの部分だけを書きます)
その後、自分の中で印象的な出来事を10個書き出し、その意思決定に記号をつけていきましょう。そして、その意思決定を決めた要因の記号を振っていきます。
自分で選択しましたか?周りにオススメされて選択しましたか?
出来上がったら、そのライフラインチャートをよーく眺めてみます。
自分の意思決定や、上がる時・落ちる時にはパターンがあります。
自分にとって印象深い出来事にはどんな要因があり、逆に這い上がっていくときはどんな要因があるのか。その要因を因数分解して因数分解して、今回の壁に生かすこと。
これこそが、トランスファブルスキルの中から見出す、あなた自身の本当の強みであります。その過程にこそ、「なんか振り返ってみたら、自分結構頑張ってるじゃん」という部分を認め、褒めることで自分の存在価値・自己肯定感が身につきます。
本当の成功体験は、そんな自分の「過去這い上がってきた勝ちパターン」。
自分がこれまで這い上がってきた時ってどうしてた?
その時の頑張りと今回の頑張りで違うところは?
これまでの経験がプライドになって頑固になっていないか?
そんなことを考えながら、自分が大事にしなければならない勝ちパターンこそが、必要な自己肯定感であります。
それを見出すのは自分しかいないし、これまでの自分に出来てきたことなので、
今回も必ずできるのではないかと思います。
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キャリアや自分の考え方、理論・・・。
いろんなお話を伺っていると、時々「自己啓発」的な感じに捉えられることがありますが、個人的には自己啓発系の雰囲気は好きではなく、甘いことばかり言うのは意味がないと思ってます。でも、疲れた時のレッドブルは美味しいですよね。そういう清涼飲料水的な甘い言葉も必要っちゃ必要ですよね。
目の前で対峙している時は、その人が今甘い物を欲しがっているのか、それともスパイスが効いたピリッとした一言を求めているのか、頭をぐるぐるしながら考えています。その人が腑に落ちるほど納得して「明日すぐに感じれる変化感」につながらなければ意味がないと思うからです。
世の中の変化をしっかり見つめ、自分の置かれている現状をしっかり直視し、
その上で前を見て歩く。
その道中でいろんな喜怒哀楽があり、今日も1日いろいろあったけどまぁ良かったね〜と笑って終わればそれで良いのではないかと思います。
※ライフラインチャート:Gcdf-japan.教本よりアセスメント引用
レポート19:戦略と戦術の違い「自分のやりたいことが見つからないです、20代女性のご相談」
うっかりしていたらブログを全然書けていませんでした。
グーグルアナリティクスが地面を這っていました。。。
今日からがんばりまーす。
「自分のやりたいことが見えない、キャリアが描けない」と質問を多く頂きました。これもブログ(最近書いていなかったけど)の効果でしょうか。
ということで、自分のキャリアに迷える皆様へ、私なりのキャリアの考え方をお伝えしましょう。
「自分に合ってるキャリアって何?」
それではまず、ご相談いただいた「自分に合っているキャリアって何?」へのコメントから。
質問「自分に合ってるキャリアって何?」
回答:「・・・・知らんっ!」
となります。
ポイントはここ。
自分に合ってるキャリアって何だろうか?探したいですよね。私も探したいです。エクスプローラーしたいたです。
自分に何があっているか、どんなキャリアが描けるか・・・それを例えばご飯を食べることに当てはめて考えると良いですよね。
「お腹すいた、私何食べたいのかなぁ?」
これに対しても、
「・・・・知らんっ!(または何食べたいの?と聞き返す)」となりますよね。
それと同じで、自分のキャリアが描けないと考えているのを相談すると、どうしても乱暴な回答しかできなくなってしまいます。
自分の人生の完成予想図(未来予想図)を描きたいのか、市場価値を知りたいのか、自分のやりたいことがお金になるか知りたいのかによってお伝えできる情報って違うかなぁと思います。
戦略と戦術は違う。
仮に自分にやりたいことや、これまで自分が培ってきた経験があったとして、それをどのように活かしたらいいかわからないという意味での「キャリアが描けない」だという場合。
あなたが立てたいのが戦略なのか、戦術なのかにも違いがあります。
ざっくり言うと、戦略は、「自分の持っている資源をどのように使うかの配分を決めること」です。例えば、誰もが持っている「時間」という資源をどのように使うか?を決めることが戦略。
例えば、英語を話せるようになるために、週末のうち1日を英語の勉強に役立てる。これ戦略ですよね。
で、戦術は「配分した割合の中で、目標達成するための効率的な資源の使い方」です。その決めた1日の英語の勉強をどのように効率的に勉強したら少ない努力で良い結果を得られるかどうかを考えて実行するのが戦術。
移動時間がもったいないからオンライン講座を始める、とか、自分の意思が甘いからスクールに通う、も戦術ですよね。
こういった戦略や戦術から始めることももちろん良いと思います。
目的は?ゴール地点は?
では、その戦略や戦術のゴールはどこなのか?が結構あいまいに始めてしまうことが多いですよね。私もよくやりますけど。
目的やゴール地点を決めないと、満足感・達成感が得られず、挫折してしまうことに繋がります。
そこで、もう一度立ち返ってあの問いを考えてみましょう。
「自分に合ってるキャリアって何?」
・・・これ、本当にそれが聞きたくて聞いてますか?
同期と比べて、自分のやってる仕事の中身に変化がなくて、「出世レースからそれたんだ・・・」と気付いた、とかじゃないですか。
隣の芝生が青く見えて、自分の今やっていることに飽きていませんか。
世の中の働き方改革にのっかれていないことに、漠然とした焦りを感じていませんか。
昔より、今やっている自分の仕事に興味がもてなくなってませんか。
それを本当に、「自分にあってるキャリアが何かわからなくなった」と言う問いかけで、解消しようと思っていますか。
「自分に合っているキャリアって何?」。
お腹すいた自分が食べたいものが何かが他人にわからないように、自分に合っているキャリアって何なのかの起点は自分自身しか持っていません。
お腹すいたから和食が食べたい、ただで和食が食べれる方法はあるか?と聞かれたら一緒に考えますが、
お腹すいた自分が食べたいものが何か、はまず自分で考えなければなりません。
そして、その手前として、「自分が本当にその問いかけをしたいのか?」を考えたほうが、実は自分の抱えているお悩みは解決するかもしれませんね。
自分のやりたいことという「Will」。
それってやってみたい、やりたいことだけをやるのではなく、
やらなければならないこと、やってみろと機会をいただいたものに全力で向き合いながら、大事なことを捨てたり、失ったり、しんどい思いをしつつ、
あかん、もう駄目やと死にかけた時に手を差し伸べてくれる仲間がいて、「・・・まだ駄目じゃないかもしれない。もうちょっと頑張ってみよう」と思った後に得られるものなのかなぁと思っています。
そのプロセスを私はいろんな理論や角度から方法論をお伝えできたら、皆がやりやすいかなと思ってナレッジを共有していますが、
理論や方法論がたくさんあっても、目に見えない欲求・要望を叶えるものでは残念ながらなくて、最初の一歩は自分で考えて決めたものを正解と思えばいいと思います。
それを実際に形に行くのには、いろんな試行錯誤が必要ですし、
形にしなくても満足するなら、それはそれで良いんじゃないかと思います。
「自分のキャリアややりたいこと探すって、ぶっちゃけスケジュールも心境変化も結構忙しいけど大丈夫?」と思いました。
まぁ、そういう日々が最高に刺激的で楽しいと私は思います。
私は貪欲なので、描いたからには形にしたい派です。
でへへへへ。
おしまい。
そんなの困るよ、マニュアル知りたいよ、という方向けの
ちょっとスパルタのこの本。
とてもスパルタですが、読みやすくてオススメ。
第2報【ドミニカ国ハリケーン被害復興支援にご協力ください】
現在の活動はこちらにて共有しています→
ドミニカ国ハリケーン被災地支援プロジェクト – 2017.9月に発生した、ドミニカ国ハリケーン被害復興支援を行う任意チーム「Team Origami」の活動をお伝えするサイトです。
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私に大切なことを沢山教えてくれた後輩の1人が、JICAとして日本人たった一人で派遣された国でハリケーンの被害にあい、家が吹っ飛びました。国も壊滅しかけているそうです。家の中で傘をさして生き延びたらしいです。
連休をとってちょっとゆっくり休もうと思い、りっきーのいる国、ドミニカ国に募金をしようと思いました。
でも、募金団体が見つかりませんでした。ちょっと遠すぎるのか、知名度が低いのか、検索してもドミニカ共和国の情報だらけで、ドミニカ国の情報は2つくらいしか見つけ切れませんでした。
募金する団体がない。そりゃそうだ、日本人は今、りっきーしかいない。りっきーが声を上げなければ、募金する団体ができるわけがない。でも、彼女は今生きるのに必死のはずだ。・・・じゃあ、作るしかない。そう思い、寄付金を集めることにしました。
「3週間。それ以降はどんな状況になるかわからないが今、皆が求めている物資が何かはわかってる。それを手にいれる手段がない。」
ということがわかり、クラウドファンディングで寄付を募ろうと思ったものの、残念ながら、私たちが求めている速さでスタートすることができませんでした。
(皆が安全に使っていく仕組みとして、それはとても大事なことです。各サイトの皆様、切羽詰まった感が出まくりな状況にもかかわらず、ご対応いただき本当に有難うございました。)
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そうやって、いろんな試行錯誤を繰り返しながら1つのチャリティショップができました。
「瞬く間って、こういうことを言うのか、、、」と思うほど、本当に多くの人にご支援いただき、当初設定した目標額まであと少しとなりました。
すでにご協力いただきました皆様、心よりお礼申し上げます。
開設する直前、「始めてみるはいいものの、これで賛同が得られず集まらなかったどうしよう・・・・」「無知の誤りをおかしていて、大きくこけたらどうしよう・・・」という不安がいっぱいで、胃に冷や汗をいっぱいかきながら始まりました。相変わらず心配事は解決されていない部分もたくさんありますが、
アドバイスも多くいただき、なんとか今の所は大丈夫です。
さて、力丸が必要としていた「3週間」の期間はどんどん迫っており、支援物資を輸送してもらう船の出航スケジュール、近隣国の状況、支援物資の納品状況を考えると、私たちが動けるのは3週間よりも短い時間になります。
すでにご支援いただいた皆様がいるにもかかわらず、無礼なお願いではありますが、
あと少しのご支援、ご協力をどうぞよろしくお願い致します。
私も、ドミニカ国のことをほとんど知りませんでした。今もそう詳しくはありません。
それでも、日本人1人で生き抜いた力丸の周りには、可愛がってくれたドミニカ国の人がいるのではないかと思います。
そんなドミニカ国の人たちへ、
・思いを馳せること(つまりイメージ)や、
・気をもむこと(つまりイメージ)
・心配すること(つまりイメージ)
という、つまり、イメージすることしかできませんが、このイメージは必ず力丸が物資へ変えて支援してくれるはずですので、皆様からのご支援、ご協力をお待ちしております。
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レポート20:衝撃のサービスが始まりそう
もしも私の隣に今ドラえもんがいたら、どこでもドアを出してもらってニューヨークに行きたいです!笑
もしくは、ドミニカに行った後輩のところに「ハリケーン大丈夫か!」と行きたいです。
未来を思い描く時、そんな「すんごい良い何か」にワクワクしがちですが、「仕事を仕事」にしている業界の私はもう片方で考えるべきポイントがあって、「どこでもドアができた時、飛行機をはじめとした人を移動させるものたちはどうなるか」ということを考えなきゃなと思っています。
私たちは飛行機も、新幹線も、お金を払って乗っています。お金を払うということは、そこに商売があり、商売をする人たちがいて、商売をする人たちの集合体の企業があり、企業が集まり、産業・業界になる。と考えています。
産業があるから、仕事となります。
という中で、衝撃のサービスが始まりそうだということを知りました。
衝撃のサービスが始まりそうです。
アマゾンコネクト。(以下ページを引用します)
他の様々なサービスと連携していくことで、コールセンターのスタッフの仕事を、機械学習と音声サービスを行う、というサービスが始まります。コールセンターのスタッフ人数を大幅に削減できます。
・導入が簡単
・料金は通話が繋がった分だけ課金
という低額で、膨大な量を学習してくれるサービスなので、企業にマッチするなら、このサービスを使ったほうが良いなと思います。
詳細知りたい人はどうぞ、上記リンクから読んでみてください。
この衝撃的なサービスも含めて、最近思うところをつらつらとお伝えしたいです。
世の中は、変わっているのでしょうか?
2015年、「人間の仕事の半分は機械に取って代わられる」と騒がれた、オズボーンレポートという調査が出ました。(現代ビジネスさんより引用:オックスフォード大学が認定 あと10年で「消える職業」「なくなる仕事」(週刊現代) | 現代ビジネス | 講談社(1/5))
これを初めて見た時、「やべぇ!やべぇ時代がくる」と焦ったのを覚えています。
あれから2年。世の中はどんな変化があったのでしょうか。
「今度の私の上司がペッパーさんなんだけど、時々死角があるみたいで、話しかけても無視されるんですよ。」という悩みを聞いた事もないし、
「あいつ、仕事が機械に変わったらしくて無職になったらしいよ」「まじで!血も涙もないね!あっ機械だから無いか・・!」みたいなお話も、まだ聞いていません。
どちらかというと、「仕事の半分は確かに機械に変わるだろう」という数年前のお話を前提に加えて、「確かに機械に変わるけど、その分人間が行うべき事も増えるんだよ」みたいな会話に変わり始めているのではないかなと思います。
世の中は静かに変わっています
誰かが使うサービスを商売として扱っている企業があり、その企業で「アマゾンコネクト」が使われるかどうかはわかりません。
すっごい大ざっぱに2つの理由を出してみました。
・社内の理由:実際に社内でアマゾンコネクトを導入するにあたっても、社内の会議や稟議・その技術を誰が担当し、安全に進めていくにはどのように進めていけば良いのかを慎重に考えて進めていくため、自分の働いている企業に導入されるかどうかはわかりません。やっぱり人が担当したほうが良いかもしれない、いう結論になるかもしれません。
・雇用の理由:派遣スタッフでも、アルバイトでも、契約社員でも、正社員でも、日本では雇用される側が十分に守られるように法律で規制されています。そのため、仮に1つの職種がなくなったからといってすぐに辞める事にはなりません。(新卒採用の土俵があるからこその、両方からみた「日本の優しい雇用」につながっていると考えています。)
つまり、今の私たちにおいては、テクノロジーの変化により仕事が機械に変わったからといって、誰かの仕事がなくなるというよりも
・同業他社がテクノロジーを導入して、自分たちの競合優位性がなくなり→会社の経営がまずくなって→経営傾く→仕事を失う
リスクか、
・自社がテクノロジーを導入して、自分たちの仕事のポジションがなくなり→自分の不得意な職種で働く事になり→適性がなくて、しんどくて退職する→仕事を失う
というようなリスクのほうが高いのでは無いかと思っています。
世の中が変わる・ものやビジネスのあり方が変わることは、
ひいては産業を変えることになります。
産業が、今、変わっています。産業が変われば、それに通ずる仕事もそうです。
仕事が、今、変わっています。静かに。でも、激しく。
ついに雇用をひっくり返えすサービスが始まるんだ、と痛感しました。
私はエンジニアではないので、未来の技術的な側面がどうだ、とかこれからどうなっていく、みたいな未来の予測もできないし、
労働市場と日本の雇用を見据えて戦略を考えたりする視座の高い何かもしていないので、未来の予測もできないのですが、
「すごい技術が年内に日本で始まる」という事は分かってきました。
働き方の激変に対応できるように「備える」ステージではもうなくなってきているんだな、というのを肌で痛感しました。
そしてもう一つ、痛感しております。
もう一つ痛感しております。このお話のオチが行方不明になっている事も。すみません、あと少しだけ大丈夫ですか?
これからどうすべきなのか
この激変には良い側面の方が大きいと思いますが、それでも成長痛としての痛い側面もあるなと思っています。
痛い側面としての1つ。
それは、個人個人で「どうしたら良いか」を考えることでしか、対処法を見つけられないということです。
自分で、どうしたいのかを考え、そのためにどんな選択を取っていくか。
考え、試し、進んでいくことでしか対処できないのではないかと思います。
激変はすでに多くで起こっています。でもそれが自分の事だとイマイチ、ピンとこないのは自分の身の回りに起こっていないからかもしれないです。
それでも世の中は変わっています。世の中が変わり、企業が変わり、仕事が変わっています。未来に備える、というステージから、未来がもうすぐそこのステージに変わりきろうとしていて、そのために必要な「危機感」と「未来をワクワクできる気持ち(自己効力感など)」の必要性が迫られてきている気がします。
では、何をどう考えたらいいのか?何を目安に自分で考えたらいいのか。
改めてLIFE SHIFTを読み直してみるといろいろと見えてきます。
定年まであと少しだからもう必要無い?普段忙しくて本を読む時間が無い?
そうですね、そう思うかもですね。
だからこそ1つだけ、どうしたらいいかのヒントを。
明日のために1つ情報をゲットするだけでも、激変する世の中で生き抜ける力が身につきはじめます。本屋さんで1ページめくるだけでも、何か変化につながると思うので、
気負いせずに3分だけ、挑戦してみてください。読み直さなくてもいいです。ちょっとだけページ読んでもらえたら。それで十分です。
私は私で、どうしたら一人一人が考えやすくなるのかを考えてみます。
衝撃的なサービスを知ったきっかけから、働くことの変化を考えた週末でした。
あとがき: