「自己肯定感ってなんですの①」~不安な雇用ニュースに左右されないための予備知識~
こんなニュースが出ましたね。
銀行員の転職希望者が増えているというニュースが増えて、
「いよいよ来たか」という感じですが
今年は働くことを不安にさせるニュースって増えそうです。雇用形態に関係なく。
2018年問題のニュースももうすぐじわじわ増えそうですし。
転職を考えなくても、自分の会社に大きな変化がおこる兆しが沢山やってきそうです。
こういった外的なニュースを目にしたとき、
「時すでに遅しですわ」状態にならないようにするためには、しっかり外に耳と目を傾けなきゃいけないね、とも思いますが、
情報が入ってくる分、ノイズみたいな情報もたくさん入ってくると思うので
自分が焦って周りに惑わされないようにするためには、自己肯定感や自己効力感が大事ですよというお話です。
自己肯定感ってなんですの、の前の用語まとめ
自己顕示欲=自分をよく見せようとする欲
依存心=誰かに頼りたい、誰かに依存したいと思う気持ち
劣等感=自分は周りより劣っていて、価値がないなと思うこと
焦り=できると思っているのにできない、周りから求められているものに応えられない
自己肯定感=自分を認める力
自己効力感=自分がやることはきっとうまくできると思える力
白なのか、黒なのか、自己顕示欲や、自己効力感といった自分のブラックな部分があることにも抵抗のある人がいます。
皆あるから、大丈夫よ。
ミスチルみたいなこと言いますけども、
黒い部分がわかっているからこそ、ピュアな人・白くあろうとする人と知り合った時の感動や「あぁこの人すごいな」と思う姿勢が身につくのだと思います。
仕事がうまくいかない、なんで周りの人が評価されるのかわからない。
という、焦りを感じている人がいます。
皆あるから、大丈夫よ。
ミスチルみたいなこと言いますけども、
周りの人が評価されるのかわからない、という人の視点は1つに固定されていることが多く、その1つの視点は外的視点になっていることが多いです。(=評価や査定・給与、評判)
視点が一つだと、しんどい。
自己肯定感や自己効力感が高い人は、
自分の視点と外的視点をうまく有効活用している人が多いです。
自己肯定感が低いと、自分に価値がないと思うため、自分の判断よりも価値のあると思う
外に価値を求めます。自分の価値がないから、自分より価値のある人や、ブランドという外的なものにこだわったり、やたらとゴージャスな時間を一緒に過ごそうとしたりしています。頑張っていれば誰かが評価してくれるだろう、といった、誰かに依存しがちなチャンスを求めたりもします。
自己肯定感の高い人は、この視点や価値観は「変わるもの」という理解が深いのでその時その時に視点や価値観を変えて対応することができるのです。だから、自己肯定感が高いのだ、という発見がありました。(柏木比べ)
自分らしく、ありのままで的な甘いささやきって、私はあまり好きではありません。
でも、「自分はありのままでも価値あるけど(自己肯定感)、今よりより良くなりたい(モチベーション)」というピュアな思いはあってもいいんじゃないかと思います。
ということで次回から、「自己肯定感ってなんですの」というのをまとめます。
参考文献:
修羅場の極意 著作:佐藤優
自信と劣等感の心理学 著作:加藤諦三
がんばっているのに愛されない人―ナルシズムと依存心の心理学― 著作:加藤諦三