自己肯定感ってなんだ~不安定な雇用ニュースに流されない予備知識~
自己肯定感はどのように身につくのか?疑問ですよね。
自己肯定感や自己効力感など、様々な「力」は、センスのように受け取られることが多く、自己肯定感は変わらない、等と考えている方と最近よくお会いしますが、
自己肯定感は一つの「技=スキル」なので、練習次第でどうにでもなります。
自己肯定感をかみ砕けば、「1つ1つの意思決定」
自己肯定感を高めるには、「1つ1つの意思決定」次第で、筋力がついていくのです。
そもそも自己肯定感とはなんでしたっけ?をおさらいすると、
自分の存在を肯定的に受け入れる力
でした。
・自分の存在には意味があるとか、自分の決定には良い結果が待っているといった、
「自分の存在を肯定的に受け止める」力です。
では、人はどんな時に自分の存在を感じているのでしょうか。もっと言うと、自分の意思で何かを決定するのはどんな時でしょうか。
意思決定は、脳みそが快か不快かで決める
小さなことから、大きなことまで、「意思決定」はシンプルです。突き詰めて考えていくと、快か不快かという、自分にとって心地よいか・心地よくないか。のどちらかしかありません。
1つ1つの意思決定は、日常生活で1日平均6万回やっているということなのですが、
この6万回の意思決定のうち、10~15個くらいを1日の終わりに振り返ってみることによって、スキルとしての「自己肯定感」は身につきます。
1日を振り返って思い出せる自分の意思決定はだいたい10~15個くらいの意思決定を、
・「この時、どんな意思決定をしたのか」「今冷静になって考えたら、どんな意思決定ができるか」を考えることから始めていくと良いです。
自己肯定感の低さとは、ずれた意思決定の連続でできた結果
自己肯定感の低さというのは、ある事情により、一瞬自分の価値を低いと感じてしまったときに行っていた「意思決定」の方法(例/小さなミスを見つけた。自分は仕事ができないと思う。など)をずっと繰り返していることにより出来上がっているものであり、
低い自己肯定感の筋力がつきすぎているだけです。
野球に例えると、
間違った素振りを100回やったら、そりゃあもっと打てなくなるわ。状態です。
今とは違う筋肉をつけるなら、最初は丁寧にやらないと身につきません。
1つ1つきれいなフォームで素振りし、体が覚えたころにスピードを上げていくように、
1日のどこかで時間をとって、
・「この時、どんな意思決定をしたのか」「今冷静に考えたら、どんな意思決定ができるか」を考えて、自分が良しとする意思決定の筋肉をつけていく・・・ということが大事となります。
つまり、
自己肯定感は、センスではなくて、スキル。筋力なのです。
良い意思決定の積み重ねが、自己肯定感につながっていきます
今日何ができた?いいじゃん、それ!昨日は惰性だったのを、今日は意識的に変えたんや!
すごいじゃん!
明日はどうするの!へー、そういう工夫を重ねていくんや、いいねいいね!!!
という感じで、最初はちょっと無理やりにでも自分をよいしょしていくと、
「良い意思決定」の筋力がつき、とっさに判断するときも、自分にとって良い意思決定ができるようになり、その積み重ねが自己肯定感につながっていく。
という流れです。
そうやって適切な自己肯定感が身につくと、自分にとって脅威かそうじゃないのかの情報の取捨選択ができるようになり、あわあわしなくて済むよ~っていう
予備知識。
ついでに言うと、自己肯定感が高いと、新たなチャレンジがしやすく、ダイエットや勉強、新しい仕事になれやすくなるはずです。
やろうという決意<それにチャレンジしてみる事<失敗しようと成功しようとやりきった<そこから次に生かす方法を見つけた<うまくいった
というループが自分を救います。
今日何ができた?いいじゃん!それ!