「AIで仕事がなくなる」論のウソ 〜雇用の現場の今がすっきりわかる!〜
「将来事務職ってAIに変わるんですか?」
「AIが進んでるけど、将来仕事は無くなるのかな・・・」そんな声、よく聞きます。
あのぉ~、ごめんよ、
ごめんね、私も騒いだ一人だけど、そんなに急に、なくならなかった!
AIで仕事が無くなると言われて数年。でも実際の本当のとこ、どうなの?
という、問いを解決しようとしても、ググれば専門的な技術の話が多く、
雇用の現場でどのような変化をしていくか?を知るには様々な情報が必要でした。
雇用の現場で訪れるAIに仕事が変わるのは、いつなのか?
結論、そんなにすぐには変わらない。
と、同時に、
AIが進む前に仕事はもっと仕組み化されて、自動化されて、スリムになっていく。
そんな時代が今まさに来ているのです。
将来、全能エミュレーションと呼ばれる人間のようなAIに変わる前に、
「機械を使う方が安いのか。人間を配置した方が安いのか。」という経営判断からくる、「すき間労働社会」が訪れる、とこの本には書いてあります。
AIが頭脳にはなれても、手足となるに必要なメカトロニック技術が必須。
そして、
そのメカトロ技術を持ってして、「今より楽で・今より稼げる未来」が来るとした時に、
私たちは一体どこに「仕事のやりがい」を感じ、「成長感」を得ることができるのか?
そしてその時、人は働くことに意味や意義を感じることができるのか?
といったことが書かれていて、前半はなるほど納得感があり、後半ではめちゃくちゃ考えさせられる本でした。
人生は確かに100年ライフになっていくんだろうなと思います。では、その時の仕事は?
100年時代を提言した【LIFE SHIFT】が大きな図だとすると、
この本はもっと身近な、現場をよく見た図を解説している本で、
自分たちの仕事に当てはめやすい。そんな「現実を直視した本」です。
先日、誰かが何かのタイミングで言っていた象徴的なシーンがありました。(そのくせ詳細覚えてないけど)
「今日のこのニュース(出来事)は、きっと将来教科書に載っている出来事になるよ・・・」
いつか、過去を振り返った時に、あの時大きな時代のうねりの中を生きていたんだな、と思うのかしら。
未来はもう確実に始まっていて、いろんな人が今を変革期と言うように
変革期の時代は、ちょんまげとちょんまげを辞めた人が混在してました。
さすがに今、ちょんまげとちょんまげを辞めた人が混在することはない代わりに、
いろんな情報が入り乱れる時代なんだなぁと思います。
トレンドを追いかけることと、本質を考え抜くことの両方が必要となる時代なんですねぇ~。。。
AIで雇用は無くなるのか。
「考え方の始まり」は人によってタイプが違うので、
この本を読んで、
・未来は明るい、と楽観的になっても、
・今すぐ変わらなきゃ生き残れない、と悲観的になっても
どちらもある意味正解で、ある意味不正解な感じという、
結論は自分自身で考えろ、と言う問いを投げかけられるような本ですが、
きっと、「変化の兆しをちゃんと捉え、それを良いチャンスに変えていく」貪欲さが何よりも大事なって来ているのではないかと
私は思います。
壮大な未来へ「個人」としてどうあるべきかのLIFE SHIFT。
近未来への「職業人」として、どうしていくかの、この本。
二つをセットで読むと、より未来がクリアに見えそうです。
おすすすめ。
「AIで仕事がなくなる」論のウソ この先15年の現実的な雇用シフト
- 作者: 海老原嗣生
- 出版社/メーカー: イースト・プレス
- 発売日: 2018/05/12
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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