レポート20:衝撃のサービスが始まりそう
もしも私の隣に今ドラえもんがいたら、どこでもドアを出してもらってニューヨークに行きたいです!笑
もしくは、ドミニカに行った後輩のところに「ハリケーン大丈夫か!」と行きたいです。
未来を思い描く時、そんな「すんごい良い何か」にワクワクしがちですが、「仕事を仕事」にしている業界の私はもう片方で考えるべきポイントがあって、「どこでもドアができた時、飛行機をはじめとした人を移動させるものたちはどうなるか」ということを考えなきゃなと思っています。
私たちは飛行機も、新幹線も、お金を払って乗っています。お金を払うということは、そこに商売があり、商売をする人たちがいて、商売をする人たちの集合体の企業があり、企業が集まり、産業・業界になる。と考えています。
産業があるから、仕事となります。
という中で、衝撃のサービスが始まりそうだということを知りました。
衝撃のサービスが始まりそうです。
アマゾンコネクト。(以下ページを引用します)
他の様々なサービスと連携していくことで、コールセンターのスタッフの仕事を、機械学習と音声サービスを行う、というサービスが始まります。コールセンターのスタッフ人数を大幅に削減できます。
・導入が簡単
・料金は通話が繋がった分だけ課金
という低額で、膨大な量を学習してくれるサービスなので、企業にマッチするなら、このサービスを使ったほうが良いなと思います。
詳細知りたい人はどうぞ、上記リンクから読んでみてください。
この衝撃的なサービスも含めて、最近思うところをつらつらとお伝えしたいです。
世の中は、変わっているのでしょうか?
2015年、「人間の仕事の半分は機械に取って代わられる」と騒がれた、オズボーンレポートという調査が出ました。(現代ビジネスさんより引用:オックスフォード大学が認定 あと10年で「消える職業」「なくなる仕事」(週刊現代) | 現代ビジネス | 講談社(1/5))
これを初めて見た時、「やべぇ!やべぇ時代がくる」と焦ったのを覚えています。
あれから2年。世の中はどんな変化があったのでしょうか。
「今度の私の上司がペッパーさんなんだけど、時々死角があるみたいで、話しかけても無視されるんですよ。」という悩みを聞いた事もないし、
「あいつ、仕事が機械に変わったらしくて無職になったらしいよ」「まじで!血も涙もないね!あっ機械だから無いか・・!」みたいなお話も、まだ聞いていません。
どちらかというと、「仕事の半分は確かに機械に変わるだろう」という数年前のお話を前提に加えて、「確かに機械に変わるけど、その分人間が行うべき事も増えるんだよ」みたいな会話に変わり始めているのではないかなと思います。
世の中は静かに変わっています
誰かが使うサービスを商売として扱っている企業があり、その企業で「アマゾンコネクト」が使われるかどうかはわかりません。
すっごい大ざっぱに2つの理由を出してみました。
・社内の理由:実際に社内でアマゾンコネクトを導入するにあたっても、社内の会議や稟議・その技術を誰が担当し、安全に進めていくにはどのように進めていけば良いのかを慎重に考えて進めていくため、自分の働いている企業に導入されるかどうかはわかりません。やっぱり人が担当したほうが良いかもしれない、いう結論になるかもしれません。
・雇用の理由:派遣スタッフでも、アルバイトでも、契約社員でも、正社員でも、日本では雇用される側が十分に守られるように法律で規制されています。そのため、仮に1つの職種がなくなったからといってすぐに辞める事にはなりません。(新卒採用の土俵があるからこその、両方からみた「日本の優しい雇用」につながっていると考えています。)
つまり、今の私たちにおいては、テクノロジーの変化により仕事が機械に変わったからといって、誰かの仕事がなくなるというよりも
・同業他社がテクノロジーを導入して、自分たちの競合優位性がなくなり→会社の経営がまずくなって→経営傾く→仕事を失う
リスクか、
・自社がテクノロジーを導入して、自分たちの仕事のポジションがなくなり→自分の不得意な職種で働く事になり→適性がなくて、しんどくて退職する→仕事を失う
というようなリスクのほうが高いのでは無いかと思っています。
世の中が変わる・ものやビジネスのあり方が変わることは、
ひいては産業を変えることになります。
産業が、今、変わっています。産業が変われば、それに通ずる仕事もそうです。
仕事が、今、変わっています。静かに。でも、激しく。
ついに雇用をひっくり返えすサービスが始まるんだ、と痛感しました。
私はエンジニアではないので、未来の技術的な側面がどうだ、とかこれからどうなっていく、みたいな未来の予測もできないし、
労働市場と日本の雇用を見据えて戦略を考えたりする視座の高い何かもしていないので、未来の予測もできないのですが、
「すごい技術が年内に日本で始まる」という事は分かってきました。
働き方の激変に対応できるように「備える」ステージではもうなくなってきているんだな、というのを肌で痛感しました。
そしてもう一つ、痛感しております。
もう一つ痛感しております。このお話のオチが行方不明になっている事も。すみません、あと少しだけ大丈夫ですか?
これからどうすべきなのか
この激変には良い側面の方が大きいと思いますが、それでも成長痛としての痛い側面もあるなと思っています。
痛い側面としての1つ。
それは、個人個人で「どうしたら良いか」を考えることでしか、対処法を見つけられないということです。
自分で、どうしたいのかを考え、そのためにどんな選択を取っていくか。
考え、試し、進んでいくことでしか対処できないのではないかと思います。
激変はすでに多くで起こっています。でもそれが自分の事だとイマイチ、ピンとこないのは自分の身の回りに起こっていないからかもしれないです。
それでも世の中は変わっています。世の中が変わり、企業が変わり、仕事が変わっています。未来に備える、というステージから、未来がもうすぐそこのステージに変わりきろうとしていて、そのために必要な「危機感」と「未来をワクワクできる気持ち(自己効力感など)」の必要性が迫られてきている気がします。
では、何をどう考えたらいいのか?何を目安に自分で考えたらいいのか。
改めてLIFE SHIFTを読み直してみるといろいろと見えてきます。
定年まであと少しだからもう必要無い?普段忙しくて本を読む時間が無い?
そうですね、そう思うかもですね。
だからこそ1つだけ、どうしたらいいかのヒントを。
明日のために1つ情報をゲットするだけでも、激変する世の中で生き抜ける力が身につきはじめます。本屋さんで1ページめくるだけでも、何か変化につながると思うので、
気負いせずに3分だけ、挑戦してみてください。読み直さなくてもいいです。ちょっとだけページ読んでもらえたら。それで十分です。
私は私で、どうしたら一人一人が考えやすくなるのかを考えてみます。
衝撃的なサービスを知ったきっかけから、働くことの変化を考えた週末でした。
あとがき: