レポート17:8月の面白かった本7選!
こんばんは!柏木です!雨降ってたら秋ですよ!
今年はあまり夏を体感していないですよ!
夏の花火を見に行こうと多摩川にいったところ、「いやこれ台風やん」くらいのすごい雨が降っていて、中止になりましたよ!
その話をしたら「関東では大雨で花火大会が中止になるのはよくあること」といわれて、びっくりですよ!
季節はもう秋、、、、ですね、、栗ご飯食べたい。
ということで、8月のおすすめ本の7選!
「こだわりの素材をつかった○○」とか、
「未来にはばたく○○大学」とか、
聞こえはいいけど何にも心が動かない「空気コピー」に喝を入れつつ、どのように変えていけばお客様に届く言葉を作れるかを教えてくれる本です。
コピーライターの著者が、世の中にある「空気コピー」に対する、愛情のあるツッコミと苛立ちを結構全面に出していて、「コピーライターってこんなところでも苛立ちを感じるんだな笑」と思えて楽しい。笑
ちなみにこちら、本の前半は九州のお客様の事例が載っているので、北九州の人からすると馴染みのあるコピーが並んでいます。
誰にでも使える言葉を使って、誰にも作れないキャッチを作るコピーライターはすごい。
何か大変なことがあった時、信頼のおける部下や後輩が言ってくれる「どうにかしましょう」は、心から頼りになりますが、
ピンチでいう上司の「どうにかしよう」は、だいたい「こっちもあんまり解決策ないから自分で頑張って」という全力ブーメランな感じと受け取った方が正解です。笑
これは、やり遂げるため、人を動かすため、いろんなシーンにおいて、リーダーである人がどんな基準で物事を考えていけばいいかのヒントが隠れている本です。
皆、スーパー完璧な人なんて求めていないんだから、できることから始めたいですね。
首都東京と、それ以外では仕事の進め方にも大きな違いがあるように見える日本。
どんなに頭でわかっていても、その進め方にぶつかる壁があります。
でも、そもそも、日本と海外など文化もなにもかも違う人たちと仕事をしている人はいったいどんなところに気をつけて仕事をしているのか?
この、オックスフォード大学卒業後、会計事務所のKPMGに就職し、国連の仕事に携わった田島さんが、
・イギリス・アラブ・イタリア・アメリカ
の人たちの仕事への捉え方を教えてくれ、その違いの中で私たち日本人はどのように仕事に関わっていけばいいのか、みたいなことを教えてくれます。
ちなみに私は、「人情に厚いアラブ人の教え」の考えと、「情熱の国イタリア人の教え」がとても気に入りました。やっぱりイタリアに縁がありそうです。
日本人の理想の像って、やっぱり外から見たら理想じゃないんですよね。
本が出版された2015年頃に25歳だった、1990年世代の人たちの傾向をご存知ですか?それは、「とてもマジメで、とてもピュア」なことです。
自分のためより他人のために頑張る意欲の強い彼ら彼女らにとって、自分の居場所が会社にあるのかどうか。人から見たら些細なことに見えても、そのつまづきを手助けしてくれる人がいるかどうか、その差し伸べる手を命綱として次につなげていけるのかどうか。
この小さなポイントが大きな岐路となります。
私たちにとっては冗談に感じることでも、世代のみなさんからしたらとても鋭くて、心に刺さってしまうひとことになる。。。日々、大企業からベンチャーで働く若手世代に耳を傾けた本。
でもなにより、あとがきに書いてあったひとことに共感したのですが
25歳世代って、仕事もわかってきて、先が見えるような気がして、不安になる世代ですよね。だからこそ、「元気?」なんて些細なひとことがその人の命綱のような手助けになるのだと、懐かしい感じがしました。
私にとっての命綱。たくさんあったから生きてこれたな。。。
・日本一のプロ秘書はなぜ「この気遣い」を大事にするのか? ―プロフェッショナルセクレタリー
カレーハウスのココイチの創業社長の秘書が書いている本。
そもそも仕事って、人と円滑に物事を進めるって、一歩先を読むってなんだっけ?ということを知りたくて読み始めたのですが、これは秘書としての仕事の進め方というよりも、「いろんな守秘義務がある中でも敵を作らず仕事をしていく処世術」みたいな観点で読めます。
プロ秘書・中村さんは、真夏に来客されたお客様には「熱いお茶」をお出しになるそうです。これ、日中走り回っている営業マンは商談先で冷たいコーヒーをたくさん出されて、お腹がタプタプだろうからっていう気遣いらしいです。すごいですねぇ。
あと、すごく話変わるんですけど、
営業マンにとっての「応接室のソファーがふかふかすぎて踏ん反り返りそうになった談」と、「コーヒーと思って飲んだら麦茶だった時の口の中のびっくり具合」と、「ipadで商談しようとした時の、電波が入らなくてクルクル画面固まってる時の気まずい<間>」みたいなのって全業界共通ですか?営業あるあるで忘年会やったらすごい楽しそう!
・業界No.1エージェントが教える 転職メソッド―自己分析・企業分析・職務経歴書・履歴書・面接
採用の神様と言われる、元リクルートの小畑さんと河野さんという方が転職の成功メソッドを書いた本。一番最初に出版されたのが2009年なので、超!絶!不景気の頃に出版された本となっています。
当時の転職、どれだけの人が「今よりやりたいことがある」と前向きに転職活動をしたのかはわかりしれないけど、転職というパワーを使い、なかなか答えの見つからないことに対して、「あっ、これなら自分でも考えられる!」ととてもわかりやすい問いかけと気づきをくれます。
メソッドを活用していくのは、あなた自身。あなたの意志や思いが、このメソッド重ならなければ、あなたの言葉になりません
と書いてあります。How toで、30分で読める本が流行っている今だけど、いろんな発見があるよい本だと思います。
これは、リアル「宇宙兄弟」です。興奮しました。
宇宙に行く、ということに誰も驚かなくなった今
だけれども、これまで宇宙飛行士の選抜試験には一体どんな試験内容があるのか明かされていなかった宇宙飛行士選抜試験の内容。
壁一枚先は宇宙。素でいったら確実に死ぬ世界というすんごいストレスに加えて、ずっと監視されるのはもちろん、各国の代表と長きにわたり生きていく宇宙飛行士。そんな、約1000人の中から日本代表選ばれ、そして各国の代表と競い合いながら自分が宇宙に行ける日を待つ。
そんなすごい職業に選ばれる人はどんな超人的な試験がなされているのか??
という内容でした。
宇宙兄弟を読んでいる人にはほぼネタバレな内容だけど、それでも、リーダーシップとフォロワーシップの大切さとか、ユーモアって大事だな、、、という
「超人なんて人はどこにもいなくて、誰にでもできることを誰にもできないような領域までコツコツ続けていく人のことを超人といい、その一歩は全ての人が歩み出せる」というシンプルな「絶対」が描かれています。
これは・・泣ける。
小さな頃に無邪気に感じた将来の夢を、温めながら日常を過ごし、チャンスが来たら潔く挑む。実録「宇宙兄弟」として。
きっと誰もが一度は思いを馳せた星空を、
真剣に夢に見てきた人たちと、その家族のストーリーはとても興味深かった。
以上、ちゃんちゃん。