玉石混合

明日を、今日より良くしていく。玉石混交な日々をレポート。

上京レポート4:Tokyo Dream:LiLy

「○宿」を見て、

「指宿(いぶすき)」じゃなくて「新宿(しんじゅく)」

の方が先に思いつくようになったので、そろそろ「東京慣れた?」という質問にも、「うん、慣れたよ」と言えそうです!

 

東京で活躍することを夢見て、死ぬ気で働いて死ぬ気で勉強をして死ぬ気で恋をして死ぬ気で女性を楽しんでいる女性作家のLiLyさんが、

高校時代から20代後半になるまでの自分のこれまでの日記を書き下ろした本。

 

恋に落ちてみたり、上智大学の勉強に必死になったり、Fuck!Fuck!とムカついてみたりしながら、「作家になりたい」という夢のために奮闘する日々が綴ってあります。

 

場所の感覚で考えれば、関東の人から見る「東京」は、別に電車でも簡単に来れるから、東京に思い入れのない人が多いのでは、と思っていました。

 

鹿児島出身の私からすると、今や新幹線が開通したので熊本は行きやすくなったものの、宮崎や熊本など、隣の都市(県)に行こうとするには、車や電車で2時間くらいかかかり、山をいくつか越えないとたどり着けなかったし、

その土地勘がわからない地域の人から「鹿児島から隣って言っても電車で行けるんじゃないの?」という質問には、「なめんな」とも思ったりしてました。

 

(ちなみに、「いや、山とはいえ陸続きじゃないですか。こっちは海超えてきてるんすよ。」と沖縄の後輩が入っていて、あそっか、ごめん。とも思った)

 

いろんなチャンスをもぎ取って、本を出してみても出版社が潰れるなど、いろんな波乱万丈を過ごしてきたLiLyさんの本は、東京出てくる前に読んでみたかったなと思います。

 

そんな関東出身のLiLyさんが言っていた、東京という場所についての説明がしっくりきました。

 

ここに集まってきた人々がそれぞれの胸に抱く、東京に対する憧れと、東京で何かやってやろうという夢や野望・・・。それらがあつまって一つの大きなエネルギーとなり’TOKYO’という虚像の都市を作り上げているような気さえする。大勢の人が集まることで湧き上がるこのエネルギーは時にとても暴力的で、人を猛烈に焦らせる。だけど私はそれでも、東京が大好きだ。(中略)

近くに住んでいるというだけでは他人に興味を持たれないのだ。その代わり、自分のコミュニティの中にいる仲間たちとの絆は、強く求める。東京は、干渉されることを嫌う、「寂しがり屋の一人好き」には、とても自由で居心地が良いのだ。

 

 

東京と名前がつくものから色々情報収集の頻度を増やしていると、なんだか東京ってなんだろうとも思い始める。

・東京の名前の由来ってなーんだ!→はい、東の京ですね。

・じゃあ江戸の名前の由来ってなーんだ!→はい、入江の戸(川と海が入り混じる海運の街が由来)ですよね。

・じゃあ、新橋の名前の由来ってなーんだ!?汐留川にかかっていた橋の名前ですよ。

・ニュー新橋ビル!→2020年オリンピック前後で本格的な再開発になりますよ!今のうちに雑多なあの感じで飲んどこ!

みたいな小ネタもついでに蓄積されていきます。

 

 

土地としての魅力の東京を、東京在住の人は良しとして思い、

都市としての魅力の東京に、上京希望の人は良しとして思う。のかな?

ここには大きな見え方の違いがあり、エネルギーいっぱいの都市としての東京に、人は期待をして東京に来るのかもしれない。

野心や野望、欲、夢、絆、、、つながり。

 

LiLyさんのように、必死で生活するだけが全てではないけど、

野心や野望、欲を持ったら、焦り、プレッシャーがやってくる。それってある種仕方ない。

この方の活躍を現在進行形で見ることができたら、面白かったなと思います。

 

余談ですが、最近の情報発信のトレンドは、「進行形でさらす」、だそうです。

このレポートの行方も、東京への転職支援サービスも、どんな行方になっていくかわからないけど、進行中をさらすことによる自分自身への緊張感は増しています。ので、ありがとうございます。

良い意味でのプレッシャーって、大事っすね。

 

昨日、居酒屋の店員さんとお話をしていたら「名古屋出身なんですけど、オリンピックあるし、東京来ようと思ってきました。オリンピックなかったら大阪行ってましたね。」と言っていた。

 

都市としてのエネルギーが増していく東京。

東京オリンピックまで、あと3年切ってます。焦る!

 

 

Tokyo Dream

Tokyo Dream