上京レポート6:人生の優先順位
「かっしー、なんかブログ読んでてヒントになりそうな話あるから共有するよ」
と鹿児島(東京生まれ東京育ち、今鹿児島)の先輩がまた素敵なお話を教えてくれました。
人生には優先順位があって、
それが家族なのか、仕事なのか、お金なのか、趣味なのか、はたまた時間的余裕なのか、、
それは人によって違うよ。
この優先順位をどの順番でおくのかが大事であって、本当は東京じゃなくても実現するものを漠然と東京に求めてることってあるんだろうね、きっと。
手に入れるものもある分、失うものが実はあるよっていうことに気づいてないケースもあるし、漠然とあこがれるのだけでは
手に入れられると思っているものも手に入れられなくて、
失うものは確実に失っていくことってあると思うんだよね。
東京に憧れることは多分多くの人が経験あると思うの、一度は。
特に人生経験の浅い時期ならなおさら。就職、進学以外のタイミングでも。
でも、それもそれでいいのよ。
どうしても住んでみたいと思うなら、一度住んでみたらいいと思うの。
家族も友達もいない場所に飛び込むことになろうとも。
大都市にしかない、選択肢の数々は東京には確実にあるもんね。
仕事で一度東京を経験したいという人も多いし、仕事の選択肢の幅は、
経済圏、企業の数だけ広がるからね。
そういう意味で、どんな人に何を届けたいのか、しっかり考えたらいいと思うよ。
みたいなお話を教えてくれた。
人生の優先順位。
私たちは、平均的に90歳〜107歳までの寿命らしい。
しかも医療技術が発達し、健康に気を使っていて、医療にかけるお金があればそれなりに健康で長寿でいられる。
と、同時に明日死ぬかもしれないリスクもいつも背負ってる。
生きてる限り、予期しないアクシデントばかり。
ざっくりとこうなるだろうな、こんな感じでシニア世代を過ごしたいな、、、
的なことを決めたら後は目の前の偶然を好奇心をもって楽しむ。
というスタンスが大事。(※計画的偶発性理論 詳細は下記リンク
レポート5:強運ってスキルっす。計画的偶発性理論(プランドハップンスタンス)の注意点 - 玉石混合)
)
だからこそ、
人生の優先順位や、何を手に入れて、何を失うことになるのかとか、
ちゃんと考えてたい。
そして今日、時々お仕事のやりとりをしていた方からもらったメッセージに、
「進学で東京にきて、なんでもあるようで何にもないと思ったことがある」
と言っていて、本当にその通りだと思った。
なんでもあるようで、何にもない。
何にもないようで、やっぱりなんでも揃ってる。
それは、何を求めてきているのか、綺麗な部分だけを見ているのではないか、とか
なんとなくのイメージで東京を思っていないか、的なこと大事な気がする。
なんでもある様で何にもない、と地元のことを言われたら嫌だ。
だとすると、いいところは本当にたくさん沢山あるけど、それを綺麗に加工された情報を私たちは手にする機会が多く、結果的になんでもある様でなんにもないと思ってしまう。
私が鹿児島から見ていた「東京」は今の所あんまり見つけられてない。笑
夕焼けの東京タワーから見る景色はさぞかし綺麗だろうと思って試してみたけど、
実際には全然夕日が落ちなくて、
友人が退屈になりだし、展望台から景色を眺めて
「あのラーメン屋美味しいですかね?」
「うーん、どうだろうねぇ、、」
「ラーメン食べたいですね、、、」
「ラーメン、、(先週食べたな、、、)それにしても暇だね、降りる?」
「はい、ご飯食べに行きましょう」
「うん」
とか想像してなかった。
なんでだろう、考えに考え抜いた1つの簡単な答えは、
「観光写真用に、上空から撮った写真ばっかりやん!!」みたいなこと、地味に多い。
東京にいようと、どこにいようと、
住むだけで手に入るものってない。
というか、
住むだけで手に入るものは、地元の方が多いように感じる。
手に入れたい何かは、動かなきゃ手に入らない。
だからこそ、テクノロジーの発達により、「遠さ」の弊害は減ったけど、「近さ」の価値があがることにつながるのかもしれない。
憧れで飛び込むこと。それもそれですごく素敵で大事なことだけど、
どうせ時間、お金、労力全てにおいて、大変な思いをして東京に出てくるなら、
掲げた目標を達成して欲しいと思う。