上京レポート8:「いるだけで手に入るものなんて、無いんですよ。」
「大資本が手を出してないものを始めようとした時、そこには何か理由があるんだよ。なんでやってないのか、理由を探ることって大事だよ。
どこをメインターゲットに置くのかはわからないけど、進学・就職ではない人を動かすなら、その人のプライドとかを揺さぶるコンテンツじゃ無いとね」
週末、先輩が教えてくれました。
アンケートのご協力頂いた皆様、ありがとうございました。
約60名の方にご回答いただき、いろんな声を知ることができました。
当たり前だけど、東京に漠然と憧れを持っている人は、
進学のタイミングで東京に出てきている数値になっていて、
地方から東京に出なかったのか、移れなかったのか、発想がなかったのか
みたいな部分になにかヒントがあるように思いました。
転職で東京に出てきた20代の約3割はいつかは地元に帰りたいと考えていて、30代では地元に帰りたい欲が低下し、40代を底打ちに、50代になると再びほぼ全員が地元に帰りたいと思っているみたいですね。
人が年齢を重ねるとそんな感じで気持ちが移り変わるというよりは、
その人たちが過ごしてきた時代背景の方が大きく影響してそうな気がしますが、
もう少し数字とにらめっこしたいなと思います。
興味深かった、「東京に移り住めば、いろんなことが手に入ると思っていた」
系の回答について、東京生まれ東京育ちの後輩と電車に乗りながらお話していたのですが、その時に言っていた一言が、とても鋭く、そうだよなぁ〜と思いました。
「ここ(東京)には、いるだけで手に入るものなんて無い。手に入れるために動かなきゃいけないんですよ。」
と言っていて、
何かを得るために努力やアクションが必要なのは、場所や状況に一切関係の無い基本の基本だったことを忘れていた。
東京に移り住むだけで、いろんなことが手に入るなら、東京育ちの人はイケイケになるはずでした。
自分が手に入れたいものが何かを見つけて、
手に入れられるように失敗と努力を重ねても手に入るかどうかは未知数だけど
それでも動かなければ何も始まらないのだった。
ずっと、根っこのコンセプトみたいなところを感がていると、表面的に何かが進んでいるわけでないので何も進んでいないような気がしてしんどいけど
こうやっていろんな人、いろんな声を聞きながら、ハッとすることができるのですでに楽しい。