レポート15:他者と比較した時の、心の変化がポイントですぞ。
お盆になると考えることが多いんですね。自分の生活の仕方、仕事、関わる人。
時間があるときに、普段じっくり考えられないことを考えることをやりたくなるように思います。
日常の仕事から離れて、自分ってどうありたいんだっけ?みたいなのを考えて、そして、自分だけの答えを見つける気がしている。
普段考えられないことを真面目にゆっくり考えられた気がして、ちょっと気持ちよかったりしますね!私はその気持ちよさに過去何度も酔ってきました!!笑
ちょっと意地悪なこと言っていいですか。
それ、たぶん勘違いです。
特に、普段住んでいる場所から離れている時=息抜きのための旅行(特にリゾート地)や、地元に帰ってるときにそのように思います。
私たちはいつも比較の中にいてしまいます。
それは、他の人や、当たり前の幸せとの小さな比較です。
「あの人は私より、充実した生活をしてそうに見える」
「あの人が持ってるあれ、確か結構金額高かったはず・・・」
「あいつ、ちょっと前よりすごい変わってる(成長してる)・・・」などなど。
それに、時間軸まで入ってくるとなおさらややこしくなりますね。
「あいつは私より、充実した生活をしてそうにみえる。昔は同じくらいだったのに」みたいな。
いつもの生活に不満はなかったはずなのに、比較をすると急に不安に感じ、焦る。
そんなきっかけを起点に、
自分ってどうありたいんだっけ?みたいなものを考えて、自分だけの答えを見つけたように見えても、
それは他者やすでに世の中に出回っている幸せの定義的なものとの比較から始まった「問い」なので、自分だけの答えにならない、と思います。
ちょっとお話が脱線しますが、
キャリアカウンセラーをやっていると、少なからず心理学を応用した理論とかを知ることが多いので、心理学の基礎の基礎をインプットすることになります。
心理学は色々種類がありますが、ざっくり基礎を説明すると、
「何かが起こった時の、心の反応を観察し、研究している学」が心理学です。
なので、「何かが起こった時の心の変化」、にポイントがあると考えます。
私たちキャリアカウンセラーはそうやって、相手の変化を機微に見ているので「気持ちを理解してもらえる」と思ってもらえるのです。
お話戻します。
普段お話しない人との会話には、心の反応がいくつかあるはずです。
むっとした、嫉妬した、癒された、楽しかった、じんわり元気になった、、など
他者との比較や世の中のスタンダードな幸せを基準にするよりも、
その「心の反応」に目を向けて、
なんでこう思ったんだろう?ということは、自分はどうしたいんだろう?
みたいなことをゆるーく考えると、
自分ってどうありたいんだっけ?みたいな答えの兆しが見えるのではないか、と思います。
他と比較して始まるものでなく、
他と比較した時に変化した自分の心境をきっかけとなり、
そうやって考えた答えの兆しが、場所を変えることだったり、仕事を変えることに繋がるのならそれはアリなんじゃないかと思います。
ちなみに私は今日、電車の中で旅行でいらっしゃってるような外国人親子+ホスト役のような日本人のおばあちゃまに笑顔で挨拶されました。
私はこの他者との比較で、
「いいなぁ、私も英語が話せたらもっとよかったのになぁ。」
と、努力しないで英語が話せるようになりたいと思いました。
これを「ないものねだり」と言います。
よか晩をお過ごしください。