レポート19:戦略と戦術の違い「自分のやりたいことが見つからないです、20代女性のご相談」
うっかりしていたらブログを全然書けていませんでした。
グーグルアナリティクスが地面を這っていました。。。
今日からがんばりまーす。
「自分のやりたいことが見えない、キャリアが描けない」と質問を多く頂きました。これもブログ(最近書いていなかったけど)の効果でしょうか。
ということで、自分のキャリアに迷える皆様へ、私なりのキャリアの考え方をお伝えしましょう。
「自分に合ってるキャリアって何?」
それではまず、ご相談いただいた「自分に合っているキャリアって何?」へのコメントから。
質問「自分に合ってるキャリアって何?」
回答:「・・・・知らんっ!」
となります。
ポイントはここ。
自分に合ってるキャリアって何だろうか?探したいですよね。私も探したいです。エクスプローラーしたいたです。
自分に何があっているか、どんなキャリアが描けるか・・・それを例えばご飯を食べることに当てはめて考えると良いですよね。
「お腹すいた、私何食べたいのかなぁ?」
これに対しても、
「・・・・知らんっ!(または何食べたいの?と聞き返す)」となりますよね。
それと同じで、自分のキャリアが描けないと考えているのを相談すると、どうしても乱暴な回答しかできなくなってしまいます。
自分の人生の完成予想図(未来予想図)を描きたいのか、市場価値を知りたいのか、自分のやりたいことがお金になるか知りたいのかによってお伝えできる情報って違うかなぁと思います。
戦略と戦術は違う。
仮に自分にやりたいことや、これまで自分が培ってきた経験があったとして、それをどのように活かしたらいいかわからないという意味での「キャリアが描けない」だという場合。
あなたが立てたいのが戦略なのか、戦術なのかにも違いがあります。
ざっくり言うと、戦略は、「自分の持っている資源をどのように使うかの配分を決めること」です。例えば、誰もが持っている「時間」という資源をどのように使うか?を決めることが戦略。
例えば、英語を話せるようになるために、週末のうち1日を英語の勉強に役立てる。これ戦略ですよね。
で、戦術は「配分した割合の中で、目標達成するための効率的な資源の使い方」です。その決めた1日の英語の勉強をどのように効率的に勉強したら少ない努力で良い結果を得られるかどうかを考えて実行するのが戦術。
移動時間がもったいないからオンライン講座を始める、とか、自分の意思が甘いからスクールに通う、も戦術ですよね。
こういった戦略や戦術から始めることももちろん良いと思います。
目的は?ゴール地点は?
では、その戦略や戦術のゴールはどこなのか?が結構あいまいに始めてしまうことが多いですよね。私もよくやりますけど。
目的やゴール地点を決めないと、満足感・達成感が得られず、挫折してしまうことに繋がります。
そこで、もう一度立ち返ってあの問いを考えてみましょう。
「自分に合ってるキャリアって何?」
・・・これ、本当にそれが聞きたくて聞いてますか?
同期と比べて、自分のやってる仕事の中身に変化がなくて、「出世レースからそれたんだ・・・」と気付いた、とかじゃないですか。
隣の芝生が青く見えて、自分の今やっていることに飽きていませんか。
世の中の働き方改革にのっかれていないことに、漠然とした焦りを感じていませんか。
昔より、今やっている自分の仕事に興味がもてなくなってませんか。
それを本当に、「自分にあってるキャリアが何かわからなくなった」と言う問いかけで、解消しようと思っていますか。
「自分に合っているキャリアって何?」。
お腹すいた自分が食べたいものが何かが他人にわからないように、自分に合っているキャリアって何なのかの起点は自分自身しか持っていません。
お腹すいたから和食が食べたい、ただで和食が食べれる方法はあるか?と聞かれたら一緒に考えますが、
お腹すいた自分が食べたいものが何か、はまず自分で考えなければなりません。
そして、その手前として、「自分が本当にその問いかけをしたいのか?」を考えたほうが、実は自分の抱えているお悩みは解決するかもしれませんね。
自分のやりたいことという「Will」。
それってやってみたい、やりたいことだけをやるのではなく、
やらなければならないこと、やってみろと機会をいただいたものに全力で向き合いながら、大事なことを捨てたり、失ったり、しんどい思いをしつつ、
あかん、もう駄目やと死にかけた時に手を差し伸べてくれる仲間がいて、「・・・まだ駄目じゃないかもしれない。もうちょっと頑張ってみよう」と思った後に得られるものなのかなぁと思っています。
そのプロセスを私はいろんな理論や角度から方法論をお伝えできたら、皆がやりやすいかなと思ってナレッジを共有していますが、
理論や方法論がたくさんあっても、目に見えない欲求・要望を叶えるものでは残念ながらなくて、最初の一歩は自分で考えて決めたものを正解と思えばいいと思います。
それを実際に形に行くのには、いろんな試行錯誤が必要ですし、
形にしなくても満足するなら、それはそれで良いんじゃないかと思います。
「自分のキャリアややりたいこと探すって、ぶっちゃけスケジュールも心境変化も結構忙しいけど大丈夫?」と思いました。
まぁ、そういう日々が最高に刺激的で楽しいと私は思います。
私は貪欲なので、描いたからには形にしたい派です。
でへへへへ。
おしまい。
そんなの困るよ、マニュアル知りたいよ、という方向けの
ちょっとスパルタのこの本。
とてもスパルタですが、読みやすくてオススメ。